私は呪いとか厄年とか科学的根拠がない物事を信じないタイプで（むしろ忌避）、この一家の件も呪われるとかあるわけないでしょ！って思って観ていたら、マジで呪われてたね〜。めくるめく不幸って感じ。
そういう話って何となくわかって観に行ってたので、ドスンと重く暗い展開を想定して身構えてたんだけど、後味が意外にも大変明るく希望がある。死ぬほど辛い出来事がめじろ押しなのに。そして、実話。壮絶！
息子が揉めたり、何か問題が起きても、親がお前たちで解決しろと言って全く助けようとしないのが印象的。結局、世界チャンピオンになれなかった父親が息子に自分の夢を全部背負わせていてガンなんだなあ。それ以外の愛とか関心を息子たちに向けてない。
ものすごい不幸なことが立て続けに起こるのに、ムキムキの半裸ブリーフの男たちの画面占有率が高過ぎてちょっと笑ってしまった。首から下、股から上だけを映すシーンが多過ぎて、絶対に意図的だと思う。意図は不明だけど。顔より肉体が映ってる時間の方が長いのではないかというくらい。ザック・エフロンはこのために肉体改造したのかしら。
130分と結構長尺なので心配してたけど（すぐ寝ちゃうから）、意外と全然眠くならない。よくできてるのだと思う。シンプルに良い映画という感じ。
配信待ちでもいいけど、近々映画館で映画観たいんだけど何観たらいいかな〜という人にもおすすめできる。オッピー行ってもいいけど、オッピーよりこっちの方が全然わかりやすいし。
何気にA24だった。
