ゴン吉

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 自由の代償 HDリマスターのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
宇宙規模で繰り広げられる戦争を描いたテレビアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」全50話を再構成した特別総集編4部作の第4弾。
本作はTVアニメの43~50話のスペシャルエディション版の完結編。  

オープニングはオーブ領オノゴロ島沖の激戦で始まる。一旦戦闘は休止するが、ついにプラント最高評議会デュランダル議長が遺伝子操作によって闘争心のない人間を人工的に作る「デスティニープラン」を発令する。それを支持する者、異を唱えるもので再び戦いが起きる。人類の行く末と未来をかけた戦いの結末は果たして如何に?   

モビルスーツ(MS)と呼ばれる戦闘ロボットによるバトルを中心に描かれたSFアニメ作品。
MSのデスティニーガンダム(シン・アスカ搭乗機)、レジェンドガンダム(レイ・ザ・バレル搭乗機)、ストライクフリーダムガンダム(キラ・ヤマト搭乗機)、インフィニットジャスティスガンダム(アスラン・ザラ搭乗機)、黄金のアカツキ(ムウ・ラ・フラガ搭乗機)に加えて三機のドムや様々なザクがザクザク登場する。
三機のドムによるジェットストリームアタックが炸裂し、ファーストガンダムファンへのサービスが嬉しい。
プラント最高評議会デュランダル議長、プラント配下ザフト軍のシン・アスカとレイ・ザ・バレル、中立の宇宙戦艦アークエンジェル所属のキラ・ヤマトとアスラン・ザラ、同じく中立の宇宙戦艦エターナルのラクス・クライン、オーブ連合首長国代表のカガリ、そして偽りの歌姫ミーア・キャンベルが、各々の立場・理念をもとに戦争のない平和な世界を目指して戦いを繰り広げる。
「オーブは何より望みたいのは平和 だがそれは自由自立での中でのことだ 屈服や従属は選べない」 
それぞれの運命・デスティニーに導かれ、辛い過去と未来への想いを交差させながら、すべてを終わらせるために熱い思いを胸に秘めて戦う。
クライマックスでは6人の想いと決断が交差してまさかの結末を迎える。息が詰まる重厚なヒューマンドラマに涙です。
「いくら吹き飛ばされても 僕らはまた 花を植えるよ きっと」
「それがオレ達の戦いだな」 

2024.2 BS12で鑑賞(日曜アニメ劇場)
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