"…最高やぁ…全部流れてしまえ!"
市子が失踪した…僕がプロポーズをしたその次の日に…
市子を見つけるため、市子と関わりがあった人を探し回り、話を聞いた…
それで分かった事は、かつて市子は月子と呼ばれていた事…"川辺市子"という人間は存在しない事…刑事は僕に問う…
"この女性は、誰なのでしょう…"
評判の高さから、急遽、"観るべきリスト"に入れた本作…
一人の女性の失踪から始まり、彼女が関わった人々の視点から徐々に"川辺市子"という女性の衝撃の過去が明らかになっていく…という、凝った構成に引き込まれていきます。
印象としては、令和版"砂の器"と言った感じ…
勿論、市子が求めたモノは、"和賀英良"が求めたモノとは違いますが、"過去を棄てる"ところは共通しているような…
私的には、なんとなく雰囲気は近い感じがするのです。
市子の過去は壮絶の一言に尽きるのですが、…杉咲花の素晴らしい演技もあって…無意識のうちに男を魅了していく市子のその"魔力"が恐ろしく…ほぼほぼ"サイコスリラー"ではないかと…