すいかのたね

怪物の木こりのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

怪物の木こり(2023年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

話の軸について結構がっつりネタバレしております!!

んんん~…正直超地味という印象かな~。予告がワリと派手で、若干興味があったので見ましたが…凄く小ぢんまりした映画でした。
いや悪くは無いんですが、良いねと思った部分は主演の亀梨さんの肝の据わった感じの演技くらいかな~…ストーリーはあんまり特筆することはないかなあ。

ストーリー
といいつつストーリーは…ネタバレ込みで「人工サイコパスを作り出すチップを埋め込まれた子供達が数十年前に世に解き放たれ…そのチップが壊れ、人としての呵責に苛まされた犯人が、普通の人からすると化物である人工サイコパスを殺しにかかる」という話。
予告は本物のサイコと殺人鬼のぶつかり合いみたいな印象でしたが、もっとウェットにサイコと普通の人の感覚の違いとか、人として生きる意味とはみたいなことを描こうとしてるっぽいんだけど…それが連続殺人の解き明かしで上塗りされて、結局言いたいことは最終盤で圧縮されて出てきてしまい、あんまり伝わらなかったのが正直な感覚です。
そういうテーマであれば、もっと登場人物を絞って捜査周りは適当に、人工サイコとサイコから解き放たれた犯人との交流なんかをしっかり描いて欲しかったかなと思いました。
…単にサイコパスと捜査モノをするつもりであったなら、やっぱり地味かなあ…これ原作あるんですね、どんな塩梅なんだろう?

キャラクター
主人公の亀梨さんがワリと良い!まあ中盤くらいでサイコではなくなるのですが、サイコっぽくクールに振舞いつつ、人としての感覚に戸惑いをみせる演技が良かったと思います!

ラスト
これも結構良かったかな!そのまま円満解決で、いずれ罰を自ら受けるみたいな感じより好みです。主人公も言ってましたが当然自分から逃げられるわけじゃないので、この方が正直スッキリします…まあヒロインからするとトラウマになりそうですけど(笑)。

何か本当に悪くない…悪くないんだけど、あんまり良いとも言いづらいみたいな印象となりました。
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