KnightsofOdessa

スイート・イーストのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

スイート・イースト(2023年製作の映画)
1.0
[] 10点

ショーン・プライス・ウィリアムズ長編一作目。ワシントンに修学旅行でやって来た高校生リリアンは、同級生たちが浮かれ騒ぐ中に一人浮かない表情をしていた。恋人なのかも分からないトロイという年齢通りの尊大な同級生との関係性を含めた若者の性についての物語かと思いきや(リリアンを演じるのは『Never Rarely Sometimes Always』のタリア・ライダー)、生徒たちがいた店が陰謀論者に襲撃され、一人トイレにいて難を逃れたリリアンは近くにいたピアスだらけの男ケイレブと共に地下道から抜け出し云々と、そのまま流されるように様々な場所を渡り歩く。ネオナチ大学教授だの狂乱の映画監督だのホモソ宗教キャンプだのと色々出てきて、よく言えばジャンルごった煮、悪く言えば思い付いたことをそのまま並べただけという印象。無垢な目撃者として少女を主人公にして色々な場所に連れ回したくらいで『不思議の国のアリス』とか言わないでほしい。そして散々連れ回した挙げ句、"全てのことは起こりうる"とか言い始める。ナメてるとしか思えん。つまんなすぎて体調悪くなりそうだった。

サイモン・レックス、ジェイコブ・エロルディ、アヨ・エデベリ等々、最近人気になった俳優たちを取り敢えず出してみましたという感じもする。いや、みんな各々の役目は果たしてるんだけども。
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