シュガー

タイタニックのシュガーのレビュー・感想・評価

タイタニック(1997年製作の映画)
4.1
地上波でやってるなぁと思い、そういえば子供の頃うっすらと見た記憶しかなく、大人になってまともに見たことがないと思い今見終わりました。静かに深く、胸に残る余韻。これが名作。
冒頭のシーンが海底の写真と似てるので調べたら監督がこだわったそうで本当の映像らしく、一気に引き込まれました。落ちてた眼鏡とかも、実際の物なのかな…。

人の心が持つ美しさ、醜さ、自然が持つ脅威、生と死はいつも隣り合わせにあるのだと、この映画を通して垣間見た気がします。
だからこそ、ジャックが一等船客の食事会に招かれた際に言っていた
『必要なものはすべて揃っている 健康な体とスケッチ・ブック
朝 目を覚ますとまた未知の1日が始まる
人生は贈り物 ムダにはしたくない
どんなカードが配られてもそれも人生
毎日を大切に』
という言葉がとても重みがあり、真っ直ぐ胸に響きました。
最後まで自分の使命や信念を全うする人物の描写も印象的で、人は弱くもあり強いのだと、様々に描かれる姿を見て思いました。
3時間という長さでも、あっという間に感じるほど真剣に見れました。
何かを伝えようとする想いを感じる、とても力を持った映画で、見れて良かったです。
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