ヘイヘイ

枯れ葉のヘイヘイのレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
3.5
“デッドパン(Deadpan)は、出来事の可笑しさに対して「何とも思っていない」または「何も感じていないよう」に無表情で反応する喜劇の表現。鈍感、皮肉、ぶっきらぼう、意図的でないものとして使われる。”

だそうです。(Wikiからの抜粋)

鑑賞中は、ほぼ無表情な2人(というか登場人物達が大体そう)。そしてそんなアンサの犬の名前はチャップリン💡
インタビュー読むと、監督は俳優達には”Don’t act”の指示をしてるみたいですね。

なかなか出会えない2人にやきもき。カラオケや生演奏のシーンで音楽が乗っかるものの劇伴ぽい劇伴はほぼ無くて、2人がいい感じになった時のここぞ!というポイントで突然流れるとこが好きです。

現代のお話なのに、昔っぽい生活感があるのもすごい不思議な空気。

とは言うものの正直に言って、どういう見方をすればよいのか自分はよくわからなかったです。なので、きっと観る人が観るとこれはすごい作品なのかと。これから、みなさんのレビュー読むの楽しみ😊

不意に差し込まれた秋の風景(落ち葉が舞う)にも意味があるんだろうなぁと。

アンサの家に招かれ、食事するシーン。皿にフライドポテトみたいな食べ物とサラダを(これでポテサラ?)ナイフとフォークで2人がつっついてるのは、何だかほっこり。

フィンランドにはこんな伝統料理がある?のか、アンサが普段料理をしないから、こういう謎の料理(ポテサラ)を出したっていう演出なのでしょうか?


大きな世界の動きの中で、彼らのような小市民の出会いがいくつも存在する。そして、小さな幸せを探し出そうとしている。こういう時代だからこそ、シンプルなお伽話に胸を打たれるのかもしれないです。
ヘイヘイ

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