王冠と崑敏

落下の解剖学の王冠と崑敏のネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

検事『作家は作品の中で自分自身を表現するものだ。』
弁護士「スティーヴン・キングが連続殺人鬼だとでも言うのか?」

アーガイルとの映画ダブルヘッダーの2本目でした。質の違いこそあれ、2本とも凄く面白かったです。

町山智浩さんの単独の解説動画+藤谷文子さんとのお二人での解説動画を事前に予習して挑みました。ミステリーじゃないらしいと知って観るのとそうじゃないのとでは感想が大分異なるんじゃないでしょうか?

ラスト30分、息子のダニエルが法廷で最後にもう一度証言すると決まってから、愛犬にあることをするんですが…何やってんの??と思ったのも束の間(犬は気の毒でしたが…)、子供だけど、色々傷ついてしまっただろうけれど、しっかりした強い子だなと感心しました。(ダニエルもスヌープも演技なんだけどね(^_-)

それと欧米諸国は、1人の人間の死に関して、毎度毎度ここまできっちりとことん突き詰めて裁判で白黒付けるのでしょうか?それが当たり前なのでしょうか?映画の演出上の表現に過ぎない訳ではないのでしょうか? もし日本だったら、警察が一応一通り調べて、はい~事件性無しー自殺or事故~不起訴(面倒くさいし)~終了🏁みたいな感じで終わりそうなんですけど(笑)

結論として、あんなに「反応」して、しんどい思いをするなら結婚なんぞしない方が幸せだなと個人的に感じました。
私はこのまま「犀の角」のようにただ独り歩む人生で良いです。
王冠と崑敏

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