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落下の解剖学のヘイヘイのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.8
今年のアカデミー賞でも話題の『落下の解剖学 』をFansVoice試写会で。

初っ端から意味ありげなカメラワークにハッとする。最後は、観た人がこの物語をどう捉えたかを問いかけてくる余韻が残る感じ。

カンヌ映画祭パルムドール受賞🎉とのことで、むつかしめのおフランス映画かと思いきや、エンタメ性も兼ね備えた作品でありました!

情報は入れずに観た方がよい作品かなぁと思うので、予告やチラシにある情報だけさらって以下感想。

監督はジュスティーヌ•トリエ、脚本はパートナーでもあるアルチュール・アラリ。

世には色んな夫婦が存在しますが、そのパワーバランスって難しい。劇中のあるシーンを夫目線でキッツーって思いながら観ていたら、あ〜これマリッジ•ストーリーでも感じたやつだ!と。そっちはノア•バームバックで、現パートナーはあのグレタ•ガーウィグ。

マリッジ•ストーリーの内容自体は前妻のジェニファー•ジェイソン•リーとの実体験からだと思ってますが、あの口喧嘩シーンが自分は何度も見返すほど好きなんですよね。アダム•ドライバーが正論ぶつけられまくって物にあたっちゃうんだけど、結局言い返せなくなって最後涙が出ちゃうとことか本当に共感しちゃう(笑)

そんな夫婦はつらいよ、を地でいく部分もあれば、法廷劇でもあったりして、様々な目線から1つの『家族』を描いた作品になってます。

観た後に、あのラストをどう捉えたかを語りたくなってしまう作品なので、公開日が楽しみです😊
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