このレビューはネタバレを含みます
TALK to me.
Let you in.
きっちり作られた秀作でした。
監督がオーストラリア出身の双子のYouTuber? なのかな。コメディタッチの動画を得意としているらしいです。
笑いと恐怖は紙一重っていいますからね。
宣伝文句に、
A24ホラー史上最高興収記録とか、
スティーブン・キング
ジョーダン・ピール
アリ・アスター
絶賛!
とか書いてありますが、アリアスターのヘレディタリー・継承は、A 24 が制作から関わっていますが、今作は、北米配給権を持っているだけのようです。A 24 のブランド力がいつの間にかって感じですね。
例えば、事故物件に住むとか、呪物を収集するとか、心霊スポットを探索するとか、様々な動画のネタはありますが、彼等は収入を得る代わりに何らかの代償を払っていますよね。等価交換に差し出すのが、自らの命というのは洒落になりません。それでも売れたいというなら止めはしませんが…
母親を失うという大きな喪失を抱えているミア。降霊術はハイリスクなドラッグみたいなモノなんでしょう。それを体験して注目されたりして少しでも気を紛らわせたい。それがいつの間にか、母親と会話する手段になってきてしまう。でも、アレは本当の母親だったんだろうか??
今、スクリーンに映されている画が、現実に起きている事なのか?ミアの脳内だけの現象なのかがわからなくなるのが怖いです。上手いです。
そして、とうとう手を握る側から…握られる側へ。
続編製作決定しているそうです。前日譚とか幾らでも作れそうですね。