原作は未読。
PMSに苦しむ女性、パニック障害に苦しむ男性。他にも他人には見えない悲しみを抱えている人達。
自分の身体なのに自分ではどうしようもないくらいコントロールできない苦しみ。
イライラしたり他人に当たったり。そんなことを繰り返しながらも、自分にできることを少しずつ。
この映画に出てくる人はみんな優しい。
他人の苦しみにそっと寄り添う。
「太陽が沈むなんてなんと自己中な発想か」
全くその通り。太陽は動かないんだから。
地球が自転している限り、必ず夜明けがやってくる。
主演の若い2人も良いけれど、なんといっても光石研さんが良い。
こういう役は光石さんじゃないと。
安心感がある。