予告で気になった作品。
だって、どう考えても命がけでしょ。
リスクを冒してでも映像に残そうと思ったのだろうから
観ておきたいなぁと。
映像内では5歳から80歳代の5人家族が何か国も経由
約50人ものブローカーと連携しながら命がけで
脱北する様子を追っています。
作品中ではもう1組、途中で見つかってしまい
本国に送還される息子の引き渡しを巡った母親の
様子も映し出されるのですが、いかにリスクを
抱えた行動かということが垣間見れます。
なぜ、そんな危険を冒すのかといえば、
自由を求めるというより生きながらえる為と
言った方が近いのかもしれない。
閉じられたところで、与えられた情報を信じ
その地で生きていくということの怖さも感じます。
これは北朝鮮に限ったことではないのかも。
教育や生活から信じて疑わなかったものが
実は違ったという時に考えを受け入れ変えていくことの
大変さも感じますが、それに気づき変える機会が
あるということは、せめてもの救いなのかな。
80代のおばあさんの言葉を聞いていると、
そんなことを感じました。
自分の命すら危険に晒しながらも、資金援助をおこないつつ
手助けをおこなっている方は脱帽ものです。
自分の生活には関係ないことなのかもしれませんが、
(もはや、それすらも疑いたい時がありますが…)
なかなかできない映像体験だと思います。
※ドキュメンタリーは、その人物のいきざまなので
基本スコアを5としています。