主な登場人物は3人
ノラ(韓国ではナヨン)
ヘソン
アーサー
24年かけて紡がれるノラとヘソンのストーリー
子どもの頃に出会い🇰🇷
互いに初恋だったふたり
離れ離れの2人が24年ぶりに再開する🇺🇸7日間
大人になった2人
初恋だった人が目の前にいる
2人がかわす会話や視線に懐かしい特別な感情が入り混じる
そんなノラの夫のアーサーは2人の再開を歓迎しながらも自分が知らない2人の世界🇰🇷があることに少し嫉妬し
心配している
再開した2人はいったいどうなるのか
韓国語でいう"イニョン"(因縁)という言葉が映画の中で出てきます
縁 運命 とでもいったらいいのでしょうか
輪廻転生という考え方は馴染み深く
縁(えん)という言葉は日本においても
いろいろなシーンで使われています
縁があって結ばれ
縁がなかったと諦め
何か目には見えない力を
自然と 縁 を感じてる
そんなアジア的な感性が流れていました
監督と脚本を務めたセリーヌ・ソン監督
なんと本作が長編デビューだという事に驚きます！
12歳の時に韓国からカナダへ移住し、現在はニューヨークで活動している監督自身の実体験をもとにしたパーソナルな作品
ソン監督自身、韓国からの移民であり白人のご主人がいるそうで、本作がリアルなのも納得してしまう
A24 癖強めな作品もいいんですが
こんなスマートな作品もいいですね
主にノラとヘソンの物語なんだけれど
アーサーの存在があってこそのストーリーでもあり
アーサーの立場に共感する人も多いのでは
ロケーションがほんとに素敵で
インテリアひとつひとつ
音楽
ソン監督のセンスが感じられる
静かだけど心に響く
せつない大人のラブストーリーでした
