とてもやさしく素敵な時間だった。
あんな本屋さんがあったらいいな✨
店主のリベロは、持ち込まれる本はどれも断らず買い取る。それは持ち込む人への優しさなのか、本への愛情なのか。両方か。
自分の著書を探し続ける先生、とにかく儲け話ばかりに気を取られてる男、隣のカフェで働くニコラは、リベロを気にかけてくれる気のいい奴。
彼の恋も本を介して展開していく💕
そんな中、リベロは純粋に本が好きな少年エシエンと出会う。
エシエンに1冊ずつ本を貸すんだけど、その順番が本当によく考えられていて良かったですね。
そして本を返しに来る彼に「面白かった?」と聞くのではなく、その本から何を感じたか、何を受け取ったかを大切にする会話が展開されるのが素敵だし、読書とは読んで終わりではなく、自分の中に落とし込むことが大切なんだと、自然に教えていたように思う。
きっとエシエンにとって、リベロとの出会い、彼が選んだ本との出会いはすごい財産になると思う。
切ないけど、こうして世代を超えて受け継がれていくのが本の魅力でもあると、改めて感じることができました。
メモ
ピノッキオの冒険
イソップ物語
星の王子さま
白鯨
密林の医師シュヴァイツァー
アンクルトムの小屋
白い牙
ロビンソン・クルーソー
ドン・キホーテ
世界人権宣言