猫が! ……😭というシーンが出てきて、直接的な描写はなく、至った経緯は触れておらず、主人公2人に子供なりに手厚く、?、葬ってもらう?もののちょっとドキッというかギクっという台詞が一言だけサラッと出てくるのでそこだけ、見る人を選ぶかもと思いました。私は少なくとも先にそれを知ってたら見に行かなかったかも。
見るからに人形なんだけど、亡骸も出てくるのでそういうのすら見たくない人には勧めません。
肝心の映画の内容はけっこう見る人に委ねる、ってところがあって、感情、感性、感受性豊かな人が見ると卒倒しそうかなと。
具体的に悲しいシーンや暴力シーンが出るわけではないんだけど、人の心の繊細で脆い琴線の部分の細胞という細胞に優しく、でも確実にぐさぐさぐさぐさぐさぐさぐさぐさと針がぶっささる感じ。
見た人といろいろ内容について話したくなる。
坂本龍一さんの楽曲が本当に素晴らしくて、主人公の男の子2人、麦野湊と星川依里の関係性、彼らそのもの音で表せるのは坂本さんしか無理だった。
浦沢直樹の『MONSTER』も誰がモンスターだったのかは人によって異なるけど私は双子の母親の、咄嗟の場面で「こっち」と打算かそうでないのか、選んで差し出せる精神をタイトルそのものだと感じだけどこの作品は見る人というか、誰の視点になるかによって人や考え方、場の空気、どれもが怪物に成りうるのだと感じた。