ゴリッゴリのB級映画
語り継がれたり賞レースに出るような作品では決してない
それでも鑑賞するタイミングによっては
誰かの生涯ベスト映画になってしまう
そんな作品だと思います
私は中学の時に観た「アナコンダ」だったり「コン・エアー」だったり「エスケープ・フロム・LA」だったりB級映画なのに生涯ベスト級に鎮座する映画がチラホラあります
別に誰に薦める訳でもなく
ただただ自分が好きなだけの大切な映画たちです
もしもこの「ロスト・フライト」に中学生の時に出会っていたら…まあ生涯ベストになってたでしょう
航空機パイロットや客室乗務員の最低限のリアリティ
必要最低限のキャラクターの背景
人間関係のいざこざなど物語の速度低下につながる要素の徹底排除
これぞジェットコースタームービー
しかし薄っぺらすぎず咀嚼すれば味がする行間の妙
これぞ最上級のB級映画
A級を名乗っていながら本作の足元にも及ばない凡作なんていくらでもあります
映画が好きになるきっかけなんて人それぞれだけど
こういうエンタメ直下型のB級作品に出会った瞬間に何かを掘り当てたような衝撃が走るんです
そんなわけあるかい！っとツッコミを入れてる合間から倍プッシュで怒涛の展開をぶち込まれて耐性のない中学生は脳汁が止まりません
ってことで
映画好きになりたい中学生におすすめです！！
