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WALK UPのsonozyのレビュー・感想・評価

WALK UP(2022年製作の映画)
3.5
ちょっと久々のホン・サンス監督作。
タイトル「原題: 탑=塔(英題: Walk Up=歩いて上がる)」の舞台は4階建ての小さなアパート。

映画監督のビョンス(クォン・ヘヒョ)はインテリアデザインを学んでいる娘ジョンスを連れ、インテリアデザイナーとして活躍する旧友キム(イ・ヘヨン)の所有するアパートを訪れる。

スンヒ(ソン・ソンミ)という女性が1階のレストランと2階の料理教室をしており、レストランではジュール(あだ名)という若い男性が働いている。3階が賃貸、4階(外に広めのバルコニー)と地下をキムが使っている。

ビョンスの作品の受賞を祝って3人でワインで乾杯。キムは階段を上り、各階を案内し、地下へ。
仕事の連絡が入ったビョンスは、キムとジョンスを残し外出。2人はワインで酔いながら、ビョンスについて心のうちを語る。ビョンスはなかなか戻って来ない。酒がなくなりジョンスは買いに出かける。。

という1つ目のパートに始まる4つのパートからなるお話ですが、パート間に何が起こったのかなど、観る側の想像に委ねられる、おなじみホン・サンス ワールドが嬉しい。

焼酎からワインに変わった?と思ったら、やっぱり焼酎に落ち着く。笑
キム・ミニは出てませんが、ビョンスが乗る昔のMINIと、スンヒが乗る現在のMINIが出てきます。
最後のパートで、神を見た時の話を語るビョンスは、ホン・サンス本人の心情かな?
キム役のイ・ヘヨンさんも常連ですが、ちょっと苦手かも。笑;

面白い!というほどではなかったですが、いつもの味わいに安心します。
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