“この恩知らずのクソガキが！”
ブラムハウス×ジェームス・ワン
そりゃ安定感ありの及第点を超える怖さと面白さを披露してくれますわ、流石です。
何か突出した度肝を抜かれるサスペンスホラーという訳でもなく、斬新なアイデア且つ未だかつて無い程のエンタメというわけでも無い、結構既出感アリな設定と恐怖感なのだが、コレまでの人形系ホラーやAI暴走系映画に無かったものとして、最大のポイントはやっぱりミーガンの等身大の可愛さ。
本物の役者（ダンサー？）が放つリアリズムは、なかなかCGでは伝わらない恐怖感を味わう事が出来る。
敢えて、先端の映像技術は補足程度にする事で、生身の人間に近いヒューマノイドサスペンスホラーを描いている。
恐らく、近未来への警鐘的なメッセージが大いに含まれた作品なのだろうとは容易に察しはつくものの、そんなカタルシスよりも単純にミーガンの可愛さと怖さ？面白さ？に浸かった方がシンプルに面白い。
⚠️↓ 以下ネタバレ含 ↓⚠️
四つ足歩行でクソガキを追いかけ回すわ、突然デビットゲッタfeat.シーアの名曲“Titanium”を歌い出すわ、【ゾンビワールドへようこそ】ばりのDIY器具を使いこなしてキルキルキル！
挙げ句の果てにはマクラーレン570Sを盗んで運転しちゃうぶっ飛びようには流石に、怖さよりも笑いの方が勝っちゃう。
ラストシーンのアレは確実に二作目へのブリッジで、展開がかなりバイオハザード化しそうな微妙な予感しかしないのだが（汗）
二作目以降もジェームズ・ワンがガッチリ絡んでくれれば、予想をいい意味で裏切ってくれそうなので、そこは是非ともブラムさんとワンさん、よろしくタッグの程お願い申し上げますw
