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美と殺戮のすべての作品紹介

美と殺戮のすべてのあらすじ

1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーン・・・・・・当時過激とも言われた題材を撮影、その才能を高く評価され一躍時代の寵児となった写真家ナン・ゴールディン。 2018年3月10日のその日、ゴールディンは多くの仲間たちと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れていた。自身の作品の展示が行われるからでも、同館の展示作品を鑑賞しにやってきたわけでもない。 目的の場所は「サックラー・ウィング」。製薬会社を営む大富豪が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペースだ。 到着した彼女たちは、ほどなくして「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り始めた。「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら....。 「オキシコンチン」それは「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされるく合法的な麻薬>だ。 果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に一人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりが今明かされる。

美と殺戮のすべての監督

原題
All the Beauty and the Bloodshed
公式サイト
https://klockworx-v.com/atbatb/
製作年
2022年
製作国
アメリカ
上映時間
121分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
クロックワークス

『美と殺戮のすべて』に投稿された感想・評価

OSHO

OSHOの感想・評価

3.0
ドキュメンタリー映画なのに、ヴェネチア映画祭で金獅子賞を取ったということで鑑賞。

新進気鋭の女性カメラマンが
アメリカで恋に落ち、別れ、
イタリアに行き恋に落ち、熱愛になったものの、喧嘩して別れた…
というくだりはいらないのでは。
あと、若い頃、売春していたという話しもいらないと思った。

共感する人もいるかもだけど、どこにでもある話しでしかないし、あえてそこを強調されてもという感じでした。

その新進気鋭の女性カメラマン、ナン・ゴールディンが入院中に処方された「オキシコンチン」という薬は麻薬だった。

そして、このオキシコンチンの中毒により、(この映画によれば)50万人が亡くなっているとのこと。

それを知ったナン・ゴールディンたちはオキシコンチンを製造したサックラー社に対するデモ活動を行う。

そのサックラー社に対するデモは成功して、サックラー社の製薬部分の会社の解散までは追い込むも、サックラー一族は現在も多額の資産でのうのうと暮らしている…って、日本のジャニーズ問題と同じ、社会の闇を感じました。

なお、たまたまかも知れませんが、私が観た上映回では、あちこちからイビキが聞こえてました。
私もナン・ゴールディンさんの過去の恋愛話しのところでは眠りそうになりました^^;

----------後日の追伸----------
この映画は、
①ナン・ゴールディンさんの自伝
②ナン・ゴールディンさんたちがデモした薬害問題
この2つのストーリーから成り立っている。
私はこの2つのストーリーが独立していて、絡み合っているように見えなかったから、高評価はできなかったけど、
ヴェネチアも取っているし、そこが気にならなかった人の方が多いということなのでしょう。
ワンコ

ワンコの感想・評価

5.0
【この映画の持つ意味を考える】

女優のウィノナ・ライダーはオピオイド系鎮痛薬「オキシコンチン」の過剰摂取が過去に報じられたことがある。
ジム・ジャームッシュの「ナイト・オン・ザ ・プラネット」は印象的で日本にもファンは多いが、僕もウィノナの大ファンだ。

彼女は数十にものぼる医師から処方箋をもらってオキシコンチンを大量に服用していたのだ。

ウィノナは過去に過剰なイジメを受けていたことがあり、当初は何らかの疼痛(とうつう)があったためにオピオイド系鎮痛剤を処方されていたのだが、向精神性があり多幸感も伴うことから、イジメの精神的な苦痛から逃れようとしてこれを多用するようになったのだ。

この「美と殺戮のすべて」は、オピオイド系鎮痛剤のひとつ「オキシコンチン」の製薬企業パーデュー・ファーマとそれを支配するサックラー家に対する抗議として、サックラー家が多額の寄付をしている美術館や博物館に彼らからの寄付を拒否するよう促す活動を記録した長編ドキュメンタリー作品だ。

「美と殺戮のすべて」は、昨年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされていて、時期が時期だったために最優秀賞は「ナワリヌイ」だったが、近年のドキュメンタリー作品の中では、二つの展開からなる構成や、直接的には描かれていない社会病理の示唆も含めてリテラシーが要求されるとても秀逸な作品になっていると思う。

多くの場合こうした薬品に依存すると、その人の人間性が云々されることが多い。

意思が弱いとか、心を強く持てとか。

だが、実は僕たちの社会自体に病理はないのだろうか。

(以下ネタバレ)

抗議活動と並行して語られるナン・ゴールディンのパーソナル・ヒストリーは、彼女の為人(ひととなり)を理解するためだけのものではない。

ネグレクト、姉の自殺、イジメ、恋人からのDV、ゲイカルチャーとの邂逅、エイズ、苛烈な差別、被写体でもある多くの友人との死別。

これらの中には、僕たちの社会の病理も存在しているのではないのか。

そして、こうしたところから生まれる人々の苦痛に群がるような製薬企業や医師が、人々と薬物を結びつけるのだ。
製薬企業は安全性を謳い、医師は重複の処方箋がないか確かめさえもしない。

この作品は、苦しんでいる人に声をあげて良いのだと促すと同時に、社会にある病理にも目を向けさせようとしているのではないのか。

終盤にゾッとする場面がある。

ナンの両親がダンスするところだ。

治療が必要なのはナンの姉ではなく「母親だった」「両親は子供を作ってはならなかった」とのナン自身のインタビューの言葉の後だったこともあり、ホラー映画の一場面をみたような嫌な感じがした。

実は、こんな親は多いのではないのか。

そして、ナンにとっては、両親もサックラー家も同じだったのではないのか。

だから、姉を死に追いやった両親をどうしても許すことが出来なかったように、友人や弱者を死に追いやっても反省の素振りさえないパーデュー・ファーマやサックラー家を許すことが出来なかったのではないのか。

両親とサックラー家は同じなのだ。

50万人の死、1兆ドルの経済損失、104億ドルの引き出し、60億ドルの賠償金。
×150円で計算してみてください。

真っ先に寄付を拒絶したのが、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーであったことは何かナンの作品との繋がりも感じられてちょっとうるってした。その後、テート・ギャラリー、ブリティッシュ・ミュージアム、MET、グッゲンハイム、ルーブルと次々と寄付が拒絶される。アートは全ての人のためにあるのだ。

この作品は構成や物語性から考えても秀逸なドキュメンタリー作品だ。
第79回(2022)ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
写真家ナン・ゴールディンの人生と、彼女が医療用麻薬オキシコンチンを販売する製薬会社パーデュー・ファーマ社とそのオーナーである大富豪サックラー家を糾弾するドキュメンタリー。
二つの主題が平行して映画れているが、ナン・ゴールディンの人生にあまり興味を持てず、作品の価値が半減してしまった。
また、サックラー一族が多額の寄付をしている博物館や美術館、例えば、メトロポリタン美術館やナショナル・ポートレート・ギャラリー(ロンドン)、テート美術館、グッゲンハイム美術館などに寄付を拒否すると共に、寄付の過去を消し、同一族との断絶を要求する運動を展開するのだけれど、ドキュメンタリーとして、少し不足を感じてしまう。サックラー一族と芸術界の「癒着」はどのようにして展開したのか。美術館や博物館の責任者は、何か声明を出したのか。パトロンとして、どのような付き合いをしていたのか。そういった美術界の裏側がまったく取材されていないので、闇が少し浅く感じてしまう。
2024年3月30日@MOVIX京都

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