映画鑑賞能力が低いので間違っているかもしれないけれど、こういうのが令和の映画なんだろうなぁって思う。これが昭和の映画なら、しみったれた映画で4兄妹泥沼の話とかになりそうだし、バブル崩壊後の平成ならば…
>>続きを読む「ベンチャー企業のコミット重視系自己中心人間」のデフォルメがかなり強いが、そいつが都市郊外の田舎に帰省するというストーリー的な類似作である「愛にイナズマ」よりは何倍も楽しめた。
「愛にイナズマ」で…
素晴らしかった。血族と出自が有するその逃れようのない引力。"見えている"はずの他者が抱える"見えない"闇。新自由主義、または個人主義への一義的な否定に止まっていないのも良い。やはりここでも見事な森田…
>>続きを読む親の死去で集まった4兄妹。
超合理的な性格の末娘・遥風は実家を売るために、反対する兄弟たちの自立化を画策する…というお話。
家族や地域との結びつきが薄れ、個人主義に傾倒する現代社会。遥風はそんな社…
このレビューはネタバレを含みます
銀幕短評(#725)
「わたしの見ている世界が全て」
2022年、日本。1時間22分。
総合評価 84点。
とてもうまく撮れた映画ですね。どの役者も演技がすばらしいし、その配役もドンピシャだし…
配信がスタートし、楽しみにしていた「わたしが見ている世界がすべて」(2023)を鑑賞。自己責任・承認・成功・めんどくさい等に含まれる現代の横暴を見事に切り取る。そして映画として評判通り素晴らしい。キ…
>>続きを読む©2022 Tokyo New Cinema