松本まりかから漂う色気と幸薄感に気が狂いそうになります
好きです松本まりか(同い年)
久々の城定秀夫監督作品
NETFLIX解約月末の駆け込み鑑賞です
城定秀夫監督の最近お馴染みのメジャー俳優出演作品
山田裕貴の嫉妬深い売れない小説家と
友人の元妻に松本まりかという
キャスティングだけで漂う良作感
安心の城定秀夫監督作品
存在そのもの表情の全てから色気が漂う松本まりかハマり役です
だんだんと明かされていくそれぞれの過去も
説明台詞なく映像で語られていく気持ちよさ
逃げ場を探しながらも離れられず
過去を断ち切りたくても抜け出せず
それでも日々が淡々と続いていくことで積み上がる些細な苛立ち
開放するには微かすぎるそれが蓄積されて一線を超える官能美
ピンク映画での手腕がお見事すぎる城定監督と
主演の2人の疲れた色気と覇気のない性への渇望がエロすぎます
何かが好転するわけでもなく
未来永劫続かない安らぎではあるのに
どこか幸せな気持ちで終わる素晴らしいラスト
「だるまさんが転んだ」と振り返る松本まりかの憂い素晴らしいです
その結果次第で何かが色々と分岐したように感じてしまう暗闇を照らす明かりの筋
時系列をずらしてでもラストカットがあのシーンであることが
あの3人にとっての今までとこれからでのなかで1番幸せな瞬間があのシーンであったようにも思えて
微笑ましくも切なすぎる完璧な結末