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カラオケ行こ!のssr701のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.2
(原作漫画はこうだったのにな~という
愚痴っぽいネタバレがある感想です
原作漫画を読むのを楽しみにしてる方はお気を付けください)


4月16日はチャンス・ザ・ラッパーさんのお誕生日です!おめでとうございまーす!
お祝いの意味も込めましてチャンス大城さんが出ている作品を見てみます(無関係)

2011年頃に友達と
インストゥルメンタル・ヒップホップ・デュオを始めたのが
チャンス・ザ・ラッパーさんの
音楽家としての始まりでした(早よ本題に入れや)

2012年4月には高校の停学処分期間を利用して制作されたという
最初のミックステープ『10 Day』がリリースされて
20万回以上のダウンロードがされたという出来事は
今もみなさんの記憶に新しいかと思います

また2作目のミックステープ『Acid Rap』は
120万回以上のダウンロードを記録しただけでなく
20の媒体の音楽メディアから絶賛され
平均で100点満点中86点の高得点をマークしたことも忘れてはなりませんネ!(早よ本題に入れや)


そして3作目『Coloring Book』は
全米チャート8位を記録し
Billboard200にCDやダウンロード販売を行わないストリーミングのみのアルバムがランクインした
初のケースで
我々音楽ファンに大きなインパクトを与えてくれました

その後の活躍はもう言わずもがな…ですよネ!
今後も彼の活動から目が離せませんゾ!

というわけでフワフワしたコピペ改編無駄話が終わったところで
絶賛されまくりの作品をいざ視聴開始!


(ネタバレありです)







面白かったです!
気になったのは(←さっそく文句)
学校のシーンを必要以上に広げすぎたところかな…
もう一つの部活の方は特にそんな気がしました
(部室の本棚に「カムイ外伝」と
「ブラックジャック」の文庫版らしきものがあったのは
なんか良かったです)

それから先生が若くなりすぎだな~
とも思いましたが
副部長ともども最高なキャラだったので
まああれこれと付け足したことは
そんなに悪い印象でもないんですけどね
ボクもこんな先生や同級生と巡り合えていたら
こんな大人にならずに済んだかもしれません(人のせいにすんな&帰宅部は黙っとけ)

あとはなかなかカラオケ屋に行かないので
早く本題に入ってほしいなと思いましたね(お前が言うな)


でやっぱり実写化する以上は
歌のシーンをどう表現するかが肝となるのですが
漫画には無かった
提示された練習曲を歌唱するシーンが非常に面白かったので
ここを見たときに実写化する意味合いが
十分にありすぎる作品だなと強く感じました
組員のみなさんの歌唱シーンも良かったですし
当然あの絶唱シーンも見事なまでに見事で
最高に最高ですごいすごくてすごかったので
ボクは「すごいなあ」と思いました(語彙喪失)


しかし!
エンディングに関しては
明らかに原作漫画のほうが素晴らしく
読後感が非常にすがすがしいので
映画は何故こんな終わり方にしたのかな?
という疑問が残りました
これなら広げた部分をカットして
エンディングは原作通りに忠実にしてもらいたかったです

とにかく歌のシーンがどれも良くて
やや大げさかもしれませんが
作品に新たな命が吹き込まれた!と表現したくなるくらい良かったんですけどね



まあ実写化の成功例のひとつとはなるんでしょうけど…
やっぱり最後だけがどうしても納得が行かないので
すべてを包み込みすべてを許してくれる
あのおおらかで優しくて朗らかで
天真爛漫でいて少し小悪魔的で
ボクの心をわしづかみにして離さない副部長に
愚痴を聞いてもらいたい気分になる作品なのでした
膝を抱えて顔を突っ伏して愚痴を言うボクのすぐそばで
「うんうん」と言ってうなづいて
時々「そやな」と相槌を打って
最後には頭を撫でて慰めてくれると思います(勝手に思っとけ&顔を上げたとき周りには誰もいないぞ)


余談
ヤクザにからまれた聡実くんを
狂児さんが守るシーンがありましたが
あれも原作の方がかっこいいし
狂児さんに惚れてまうこと間違いなしです!
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