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聖地には蜘蛛が巣を張るのパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)
4.6
衝撃😭😿

徐々にネタバレしちゃいます😿🙇‍♂️💦
(具体的に書かざるを得ないので)
 

『聖地には蜘蛛が巣を張る』 (2022)
🇩🇰デンマーク 🇩🇪ドイツ 
 🇸🇪スウェーデン 🇫🇷フランス合作
           118分


●スタッフ

監督 アリ・アッバシ
脚本 アリ・アッバシ
   アフシン・カムラン・バー
撮影 ナディーム・カールセン
作曲 マーティン・ディルコフ


●キャスト

ザーラ・アミール・エブラヒミ
(女性記者ラヒミ)

メフディ・バジェスタン
(殺人者ザイード)


●映画のアウトライン

『ボーダー 二つの世界』(2018)の、アリ・アッバシ監督作品
因みに、アリ・アッバシ監督は🇮🇷イラン出身で、🇸🇪スウェーデンで建築🏛️を、そして、🇩🇰デンマークで映画📽️を学んだインテリ
この監督は、不条理なもの、不気味なものを撮るのが上手いみたい

🇮🇷イラン、第二の都市、聖地マシュハドで起こった、娼婦「16人」殺害事件(2001)を元にして、描かれたオリジナル・ストーリーである

記者、犯人、記者、犯人と二人の目線で描かれる
惨たらしい殺人場面は、あるものの、夜の遠景のネオンが煌めいていたりして、美しく、淡々と描写される
結果、この淡々とした画面の内容が、
後になると、とんでもないものに成っていく事に気づき、恐ろしさが増してくる


●オイラ🐱の感想等

ジャケットの女性が主人公では無い
主人公は二人

連続殺人事件を取材しに、マシュハドに訪れた、女性新聞記者、ラヒミ(ザーラ・アミール・エブラヒミ)と、

殺人事件の犯人、サイード(メフディ・バジェスタン)である

まず、褒めるべき点としては、
イラン近辺の女性が、非常に美人が多い事👩✨
インド美人に似ていて、深彫な顔立ちで、彼女たちよりも、色は白いので、余計に美人かな~😻
街行く人は美女、油断をすれば美女🎵 
頭に「ヘジャブ」を被っているので、顔が少し隠れるのが、残念

さて、女性記者を演じるのが、ザーラ・アミール・エブラヒミたん👩✨で、彼女は🇮🇷イラン出身で🇫🇷パリ在住との事🎵
女優で、映画監督でもあるので、美貌の上に、西洋的な知性の輝きのある瞳なので、最高
記者は取材をして、犯人探しの探偵🕵️‍♀️を始めるので、女シャーロック・ホームズの様でもある

犯人、サイードの面(つら)が、前半30分くらいで割れるので、フーダニッドもののミステリーでは無くて、倒叙ものミステリー風味に成る、これも新鮮

殺人鬼😈サイードは、敬虔なイスラム教徒であり、青年期に、イラン・イラク戦争(1980~1988)に出兵している
だから、トラウマを抱えていてPTSDなのかも知れない
聖地マシュハドの夜に、娼婦がたむろしている事が許せず、またイスラム教☪️の教えでも、結婚以外の性交は認めていないので、教えに従って犯行に及んでいる

最初、オイラ🐱は、妖艶な娼婦が殺されて行く物語なので、エロチック・サスペンス😻的な鑑賞をしていたが、実話だし、話しが重くなってくるので、これは社会派ドラマであると気がついたよ🐱😭

観ていると、娼婦たちは、生傷を受けている者もいて、生活が貧しいので仕方なくやっている事が分かる、おばあちゃんみたいなヨボヨボの娼婦すらいる😭

イスラム教徒☪️の人々は、殺人鬼を怖れると同時に、密かに喝采をしている人も多い
それは、聖地に相応しく無い売春だから
しかし、少し想像力を働かせると、娼婦たちは生活の為に、やむを得ず行っているのだから、洞察力と創造性が足りないと思う

殺人鬼サイードは、娼婦を「自宅」に呼びつけると、無慈悲にも直ぐに、「ヘジャブ」で、娼婦を絞殺する
絶対的な「男尊女卑」の風習もあるみたいな殺り方
更に、娼婦の姿態の色香に酔ったのか、死姦をしそうになる😡
そして、バイクに死体を乗せて、棄てに行く😡

実際の事件を元にしているので、描きかたによっては、猟奇的過ぎて観れないであろう

また、サイードは独身は独身では無くて、めっちゃ美人の嫁👰と、ちょっと足りなそうな息子と、可愛いチビちゃんがいるので、何で、僅か一年余りで「16人」も殺して行くのかが分からない❗
やっぱり病気なのか~

嫁も嫁で、室内の絨毯の中に娼婦の死体が包んであるのに、気が付かないとは❗ 鈍感過ぎる😡

結局、女記者ラヒミたん👩✨は、自ら娼婦の格好をして、(濃い目の化粧がまた、美しい✨ 一粒で二度美味しい😋)、殺人鬼を逮捕に追い込む👏👏パチパチ

しかし、殺人鬼は聖地で何人も娼婦を粛清したので、大衆の人気は高く、獄外で応援の声援が上がっている、また、裁判所の方も人気につられて、無罪の方に傾く😡😭😭

現代🇮🇷イランの、民度の低さに驚くわ、マジ、「16人」殺して無罪😡❓
罪刑法定主義とか無くて、オイラ🐱、日本に生まれて良かったわ、日本だと二人殺すと、だいたい死刑だからな~

まぁ🇮🇷イランの名誉の為に書くと、紆余曲折の末、サイードは死刑に成ったけれども、ガキ👨が二代目サイード襲名とか、ムナクソ悪すぎて、ショック

イスラム教☪️の厳格さが、逆に、集団主義、自分で考えない主義みたいな風土を醸成しているのだろうか
まだ、アフリカの人々の方が無垢で、進歩しやすい気がするよ、神様🛐

この映画📽️は、🇮🇷イラン製作では無く、ヨーロッパ諸国の合作なので、自浄作用は、まだまだ先の話しかぁぁ😭😭

事件の起こった年は、アメリカ同時多発テロの年(2001)でもあり、民度の低すぎる国があるので、世界平和って難しいかもなぁ😭、兎に角、自分の頭でも考えて、合理的に生きていかないと

吟味すれば、かなり、ショックな内容であった😭😭


2024ー13ー08

(米アカデミー賞で、🇩🇰デンマーク代表作に選ばれているので、デンマーク映画扱いに致します)


●シネマ世界旅行
6🇫🇮フィンランド『枯れ葉』(2023)➡️【7🇩🇰デンマーク『聖地には蜘蛛が巣を張る』(2022)】➡️8🇺🇸アメリカ『アメリカの影』(1959)