切ないラブストーリーかと思って途中までうるうるしていたんだけど、湿地帯に住む女性の生存戦略の話だった。
こういう展開だと最高だなと思っていたことをカイアが全てやってくれたのでラストは戦慄よりも爽快感がすごい。
カイアとテイトの邂逅は景色の素晴らしさもあって昔のディズニーみたいなプリンセスと王子様みたいで途中までメロメロ。
そのあと音信不通になったテイトは過ちに気づいて最後はちゃんと誠実になったの本当に救いだったけど、よりを戻して結局都合の良い女性になってしまうのは嫌だなと見ていたら、結果男性双方に報復するかたちで終幕したし、何より最期はテイトではなくずっと愛してきた自然とずっと会いたかった母親に看取られて終わったのがすごくよかった。
あと貝殻のネックレス。チェイスは最初のカイアの家ドアを開ける仕草でクズ確定したんだけど、貝殻のネックレスを毎日付けていたという証言や、最後口論するシーンでもちゃんと身につけていたりそこだけはいい奴だなと感じた。
しっかり始末はするけど、ネックレスと共にそれを身につけた絵を残したのもそれを旦那が発見して終わるのも痺れてしまった。
湿地帯も常に彼女に寄り添うようにあたたかい光で包み込まれていてその情景を眺めるだけでも楽しめる。
