人間が自然を… 野生の動物を、コントロールできるという思い込み。
それによって取り返しのつかないしっぺ返しを喰らうという因果応報。
元子役のジュープは、お猿のゴーディによる惨劇を目の当たりにしたのに、なぜ巨大飛行肉食動物をコントロールできると思ってしまったのだろう。
悲惨な目に遭ったとしても人類の強欲の方が優ってしまうということか。
… と、物凄くシリアスなテーマ性を持った物語として受け止められなくもないが、作中ほとんどの時間をその空中モンスターの大捕物劇に費やしてして、かつよく考えれば（考えなくても？）かなりおバカな展開もあり（撮影技師のホルストが自ら進んで喰われるところ…etc..）、個人的にはジョーダン・ピール監督流の分かりづらい（そして皮肉な）笑いのセンスがふんだんに施された作品だと受け止めた。
少なくともUFO ものでこんな作品はかつて無かった… はず。
