このレビューはネタバレを含みます
ベン・メンデルソーン版『トゥルー・ディテクティブ』目当てで見始めたが、まさかの『トゥルー・ディテクティブ』＋『Xファイル』で驚いた。事件発生時に現場近くと離れた別の場所に同時に容疑者がいたという時点で既に面白いが、そこに超常現象で激烈に面白かった。特に高校教師役で出演してるジェイソン・ベイトマンが監督した1.2話は傑作。演出が見事過ぎて思わず何度も巻き戻して観てしまった。ただ、後半ダレる。得体の知れない何かの存在を受け入れるまでの過程を丁寧に描いているのには関心するけど、スピード感が前半と比べて落ちるので、そこは我慢しなければならないんだが、根気強く観ると最高の最終話が待ってる。得体の知れない何かによる犯行というのはこちらに伝わるが、結局そいつは何物でどこから来たのかなど一切明かさずに終わるのは個人的に100点。観客に委ねてる訳ではないかも知れないが、上手くそういう風になってるような気がした。リアリズムベースの刑事物に真面目に超常現象を絡ませる構成はお見事！シーズン2見たかったが無いは無いでいいと思う！
