なんか、今の自分には丁度良い塩梅のドラマシリーズじゃないかなぁと思って、
この機会に見始めた次第です。
しかも、自分の好きな是枝裕和監督と、今泉力哉監督が、それぞれ2話ずつメガホンを取ったという事で、正直、凄ぉーく安心して、全話をじっくりと楽しむことが出来たなぁ。
是枝監督の方は、第1話。
有村架純が実家に帰る物語。
監督の作品の中で、1番のお気に入りの「歩いても歩いても」を思わせるタッチで、母の手料理や、実家だからこそある、ちょっとした居心地の良さと悪さの両方が入り混じる感じがよく出ていました。
有村架純の関西弁も、凄く自然で良い。
兵庫出身の人だから、当然と言えば当然なんですが、これだけ関東で芝居や、普段の生活をしていても、関西弁に汚れを全く感じなかったのが好印象でした。
今泉監督の第2話。
監督の作品に出演経験のある、伊藤沙莉、若葉竜也の出演が嬉しい。
有村架純を加えた、3人のやり取りが面白くて、やっぱ会話の組立が、絶妙に面白くて、吹き出してしまいました。
脚本・監督の両方を手掛けられた、第6話も、渡辺大知との会話のやり取りが、
本当に自然で、何気ない会話なのに、何でこんなに興味が惹かれて、心の機微が見えてくるんだろうなぁと思いつつ、その流れに身を委ねたまま楽しむことが出来ましたね。
ちょっとだけ、「花恋」を思い出したりもした。
総じて、終始リラックスした気持ちで、のほほんと観る事が出来たなぁと思うし、
着眼点の斬新さも含めて、面白いシリーズだったとは思うけど、これはこれで完結って事で良いんじゃないかなぁと、そう思いました。
