りょう

パーフェクトワールドのりょうのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトワールド(2019年製作のドラマ)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

岡崎紗絵目当てで鑑賞開始!

そしたら山本美月も相当美人さんでした。確か初めて観たのは「桐島、部活やめるってよ」のマドンナ役で、あれも圧倒的マドンナ感出ててすごかったけども。

ストーリーとしては、障がい者と健常者の恋や結婚について、親の視点、当事者の視点、取り巻く人たちの視点から描き、最終的にはそれを乗り越えられるという思いに達してハッピーエンドという感じでした。

特に親の視点から、娘の結婚相手が障がい者だとしたら受け入れられるのか、また障がい者の視点から自分と結婚することによって相手を犠牲にしてしまうのではないか、というあたりが論点。

結論としては健常者同士でも少なからずお互いを犠牲にしないと成り立たないのだから、障がい者との生活も、それを乗り越える気持ちを持って進むんだというメッセージかなと受け取りました。

ところで個人的な話になりますが、やっぱり自己犠牲の考え方がない人って好きじゃないです。何でもかんでも線引きしてここから先は自分はやらないです、っていうよりも、今この状況なら相手がやるのは難しいから自分がやろうみたいなのりしろを持ってコミュニケーションする人が好きです。何でもかんでも引き受けてどうにもならなくなっちゃったら元も子もないのだけど。(仕事で嫌なことあったから愚痴です)

ただつぐみはさすがに共感できないレベルで周りに迷惑かけすぎの後半の展開でした…婚約までしてやっぱり鮎川くんが忘れられないってもうこれは慰謝料もんだよ。

そして是枝はいい人すぎて、よくこんな人がビジネスで成功してるな、という感じでした。相性チェックのアプリを作ってるのは叶わないつぐみとの関係の反動でしょうか。ただ、この後山本美月と瀬戸康史はリアルで結ばれて、おめでとうです。途中途中で是枝が可哀想なシーンも「この後実際は結婚するんだよな」と思いながら観てしまいました。リアタイしてたらそんなことなかったんだけど。

それと松重豊さんは安定の演技でした。娘のことをこよなく愛する父親、そりゃ安心して任せられる旦那さんと結婚してほしい、そこから娘の思い、鮎川の思いをちゃんと受け止めて、認めていく様が素晴らしかったです。

それとお母さん役の堀内敬子さん、なんて可愛らしい人でしょう!元劇団四季の人なんですね。今まであまり意識してなかったんですが、堀内敬子さんが輝いている作品どなたかご存じでしたら教えてください!

松村北斗もなかなか良かったですね。中盤くらいで結構強めに自分の境遇に嘆くシーンがあるのですが、グッときました。

目当ての岡崎紗絵は結構わーわー言う妹役でしたが、最後の方で是枝についに思いを伝えて振られるシーンがあるのですが、そこが超絶かわいかったです。

中村ゆりさんも結構好きな女優さんなのですが、今回はかなり粘着質な役回りでしたね。是枝と最後くっつくかなと思いましたが、そこまでは行かなかったですね。

これで惜しくもFODを一旦解約します!古畑任三郎祭りからここまでだいぶ楽しめました✨
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