りょう

不適切にもほどがある!のりょうのレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.1
今クールでいちばん話題をかっさらったドラマでした。昭和生まれは観ていて内容に頷けるし、若い世代は昭和が逆に新鮮に見えただろうし、果たして時代は常にアップデートし続けているのか?という疑問を考える良い機会になりました。

時代は多様性というパワーワードの下、寛容な考え方が当たり前になっていく反面で、ネットでは重箱の隅を突くような一度の失敗にも容赦がない世界。

昭和のように相手にズカズカ入り込めた時代は当然配慮が無さすぎて今更戻りたいとは思えないけど、ただ心にちゃんと届く距離感の人間関係があったように思えた。

河合優実の純子はめちゃくちゃ良かったですね。特に第7話で渚に「小川市郎を宜しくお願いしますね」って手を合わせながら笑顔で話すシーンにやられました。今までも色んな作品で観てきましたが、魅力的な役だったなと思います!
りょう

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