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獣拳戦隊ゲキレンジャーのtakのレビュー・感想・評価

獣拳戦隊ゲキレンジャー(2007年製作のドラマ)
3.5
うちの子供がスーパー戦隊見てたのは、「百獣戦隊ガオレンジャー」から「獣拳戦隊ゲキレンジャー」まで。僕自身はゴレンジャー大好きな少年だったから、今度は子供と一緒に毎週盛り上がっていた。ハリケンジャー登場の台詞は暗記してたし、デカレンジャーはカラオケで歌うし(恥)。

その時期の戦隊もので、子供以上にどハマりしてしまったのが「獣拳戦隊ゲキレンジャー」。獣拳と呼ばれる拳法の対立する激獣拳と臨獣拳の流派対立が主軸になっている。敵キャラは徹底的に悪とされる従来の作風と違い、敵側の理央はロックスターのようなカッコよさがあり、単なる悪役でなくライバルとして描かれる回もある。劇場版ではなんと呉越同舟合体!までw。

何が面白いって、中国拳法がベースになってる武術戦隊なので、カンフー映画へのオマージュが露骨なのだ。「死亡遊戯」のトラックスーツを真似たコスチュームなのでベルトがない、敵の戦闘員リンシーはキョンシーの動きで襲いかかる。主人公たちの師マスターの仲間は、カンフー映画スターの名前を模したメンバーで、声の出演も石丸博也、水島裕など元ネタ映画スターの声優が担当する充実ぶり。ショーブラザース作品も含む引用ネタが満載で、毎回楽しくて仕方ない。ついに元ネタ解説をブログにアップする愚行に出た私(恥)。

👇ゲキレンジャーのルーツを探せ(目次)
https://blog.goo.ne.jp/tak-anakin-skywalker/e/df565a0974957621abebdd1207a3cc8d

主人公たちをサポートする組織のお姉さんは伊藤かずえ。彼女をメインに据えて80年代大映ドラマのパロディをやる回は、キョトンとする子供の隣で大笑い。僕は悪役ヒロインのメレ(平田裕香)と、水木一郎が歌うED曲が大好きだった。
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