前半は、素の自分を出せ、赤の他人でも緩くつながり、性愛なしに友情が成立する自宅以外の場所、ちょっとした大人基地のような存在が魅力的で、心理的な壁をすこしずつ崩して繋がっていく様が良かった。
ところが、美鳥ちゃんの存在が(現実にないわけではないとしても)あまりに偶然が重なりすぎて、作り物感がでたというか、そこで少し冷めてしまった。同じ人でも、付き合う人によって見せる顔が違う、という素朴な疑問を映像化したのは判る。この中でカップルが出来たら主旨が違うだろうから、こういう「転」も判らなくもないけど、落しどころが自分の好みとは少し違ったかな。
藤井風の主題歌がとても合ってた。