Roccoさんの映画レビュー・感想・評価

Rocco

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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

3.6

テクノロジーに支配される環境下で、AIが準人間的存在として生活の不可欠なパートを担うなか、キウェテルとエミリーが共に温かみを感じる俳優さんなので、クールになり過ぎず、一見夢物語的なストーリーにある種の>>続きを読む

シークレット・アイズ(2015年製作の映画)

4.0

おススメに上がってきて、前知識なしで鑑賞。

これが・・・とても良かった。のっけからジュリア・ロバーツの壮絶な演技で引き釣り込まれちゃった。

キウェテルに共感しつつ筋を追うんだけど、ニコールとジュリ
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リアリティ(2023年製作の映画)

3.0

実話ベースのTV用映画。尺も短く、ドキュメンタリーっぽい。

主人公の名前が Reality Winner なんですね。最初ここでつまづいて(英語字幕)、一回止めてあらすじを読んでから入り直し。

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不能犯(2018年製作の映画)

3.0

漫画原作、というのは鑑賞後に他のかたのレビューを読んで知ったけど、そこそこ楽しめた。

松坂桃李、絶妙の気持ち悪さ。こういうのもありなのかな。あまり近くに寄ってきてほしくない。沢尻エリカはエリカ様。声
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

役者さんたちの緩急のある素晴らしい演技に飲み込まれてしまった。

開始後100分位、松坂桃李はなんだか紙の上に書かれた少女漫画のキャラクターか、というくらい肉体を感じなかった。ところが、彼の感情の発露
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ボーイズ・イン・ザ・ボート ~若者たちが託した夢(2023年製作の映画)

3.0

実話ベース。

毎年春に行われるオックスフォード対ケンブリッジのボートレースの話をたまに聞くくらいで、この競技についてはあまりよく知らなかったのだけれど、この映画を見て、漕手が素人でもコックス(舵手)
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.0

英語字幕で観るにはかなりキツかった(特に人名)。オープニングから加速し始め、100分近く怒涛の展開で、息つく暇もない。その後、少し心拍数が落ち着く展開になったけど、再びラストに向けて緊張。

全斗煥(
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

原作は未読。今回は2度めの鑑賞。

最初観た時はそこまで響かなかったけど、親世代として今回は泣けた。

失くして初めて判るものが沢山詰まってた。自分は共学じゃなかったから高校時代にこんなドラマも判りや
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グレート・スクープ(2024年製作の映画)

3.6

元BBCプロデューサーのサム・マカリスターの自伝に基づくドラマ。

映画を見てから、YouTubeにある現実のインタビューを見てみたら、アンドリュー王子自身は「上手くいった!」と思ったそうだけど、嘘を
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アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語(2024年製作の映画)

3.0

ご飯作りながら見てたけど、なかなか面白かったです。なんたって、ヒュー・グラント(5人の子持ち)やクリスチャン・スレイタ―出てるし。メリッサ・マッカーシーも、エイミー・シューマーもカラフルでかわいい。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターのデザインがとても好きで、オスカーも受賞してるし期待値爆上がりで観ました。

ところが。。。

視認できる距離にいるゴジラが海中から隆起するのに、あの木造の船が転覆しないの変じゃない?と思った
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.3

原作未読。高評価の作品なので申し訳ないけど、私自身在外が長すぎて、日本の感覚とはかなりずれてしまったのかもしれません。以下率直な感想です。気分を害したらすみません。

鈴木亮平と迫田孝也、木村文乃に華
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異人たち(2023年製作の映画)

-

う~ん。

山田太一原作、ということで観てみたかった作品だけど、途中挿入されるクイアのHシーンが個人的にどうも受け入れられず、途中離脱しました。反LGBTではないし、皆幸せなら合法であることを大前提に
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

実話ベース。ビリー・ジーン・キングは女性で最初のトップテニスプレイヤー、ウィルソンのラケットを有名にした人だと記憶してるけど、レズビアンだというのはナブラチロワが出てきて初めて知ったので、こんな昔から>>続きを読む

手紙(2006年製作の映画)

4.0

桜の季節になると思い出す。東野圭吾原作の映画で一番好き。

山田孝之はこれが初めてだったかな、絶対化けると思ったの。クライマックスのシーンの玉鉄と山田孝之の演技がすごくて、DVDも買って何度もみたから
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そばかす(2022年製作の映画)

3.6

「フラットな人」と言う感じが上手く出てる。三浦透子、うまいなぁ。
ふっと消えちゃいそうな感じもあるけど、誰よりも深く根を張っているようであり。

人に対して恋愛感情を抱かないから、話をして、楽しい気分
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

原作漫画は未読。

下手するとグルーミングだとかブロマンスに向かうリスクのある内容を絶妙な匙加減でまとめた作品。前知識なしで観たけどなかなか面白かったです。『最後まで行く』でサイコな役だった綾野剛が、
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.0

東野圭吾が原作なのに、ここまでつまらなくできるのは逆にすごいと思った。

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.0

なんか観たことないキム・ソヒョンがそこにいた。

認知症とか介護とか、現時点では問題ないものの、いずれは何パーセントかの確率で自分の親や自分自身の身に降りかかってくる可能性のある話だから、エンタメの気
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

先にネタバレを見てしまっているので、ああここがあの、とか監督のパーソナルな経験や逸話と映像を結び付けながら観た。

ニューヨークのアパートが周期表に見える、って発想が面白くて。人種のるつぼのNYを人で
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『マイ・エレメント』が起こす奇跡の化学反応:メイキング映像(2023年製作の映画)

4.0

映画本編を観る前に好奇心でメイキングを見てしまった。
アメリカンドリームを期待して渡米した韓国人移民一世、生まれも育ちも米国で英語が第一言語の息子たち、70年代のニューヨークの現状、親子関係などなど、
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.0

結構話題になったのになかなか観る機会がなかった作品。ディズニープラスで見つけて観てみました。

公衆電話に電話がかかってきて、犯人からの命令に従う、というのは『ダイハード3』と似てるけど、こちらは強盗
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サッドムービー Sad Movie(2005年製作の映画)

3.0

アマプラのおススメに上がってきたので鑑賞。タイトルで、これはある意味涙活になるかな、と思ったけど泣けなかった。
タイトルのせいでエンディングの予想がつくし、実際予想通りになるのと、ガラケー時代の昔の作
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

ふむ。

遂に見ました・・・が。1回観ただけではよく判らない。

オーディオブックで原作を聞いて予習したものの、あれからこの世界観を描くのはスゴイ。個人的に、プロダクションデザイン(建築物、インテリア
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

金子勇さんが今生きていたら・・・と思わずにはいれません。
YouTubeがこれだけ巨大化し、著作権法?何それ?(とまでは言わないけど)無視したコンテンツが蔓延(!)してもプラットフォームの存続が問われ
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

プライムで見つけ、懐かしくなり鑑賞。エモいと一言で言ってしまうのもなんだけど、切なくて何度観ても泣けるの。

光の美しさ。朝日を跳ね返す高層ビル、夕日に照らされる高層ビル、新宿の街並み、JRのステッカ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

公開時に映画館で観ているから、筋書は全部わかっているけど、改めて見ても興奮した。

この作品がエンタメとして優れているのは、言うこと聞かないイギリス人vsコーポレートアメリカ、挑戦を忘れた二世vs理想
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パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.5

プライムの見放題終了間近で駆け込み視聴。実話ベース。

美しい女性、孤独な男性、容赦ない銃撃戦とマイケル・マンらしさ?を感じる作品だったけど、やはりLAの夜景のほうが似合うのかな。時代背景もあるけど、
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.4

タイトルから想像していたより良作でした。嬉しいサプライズ。
実は、この映画の門脇麦みたいな、うじっとして依存心の強すぎる女子は正直苦手なんだけど、彼女が最後曲がりなりにも自分で歩き始めたところが良かっ
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クローゼット(2020年製作の映画)

3.0

今月末でネトフリ見放題でなくなると聞いて、慌てて鑑賞。

実は存在自体は知っていたんだけれど、ホラーが苦手なので観ていませんでした。ところが、意外なことにこれは大丈夫でした(数回目を覆ったけど)。
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

いい意味で期待を裏切られました。さすが、ディミアン、映画ファンのツボをぐいぐい押してきます。音楽も演技も素晴らしく、映画とはかくあるもの、みたいな作品。ただ、生理的嫌悪感が若干あったのはマイナス。それ>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

2.5

う~ん。タイトルは良かったんだけれども。

堤真一が出てるから、ということで見始めた。
前半はそれなりに理解しようと頭を使ったけど、いじめられっ子を救おうとする善人の側が、反対側から見るととても自己中
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コドモなオトナの人生レッスン(2021年製作の映画)

3.3

日曜夜に頭を使わず楽しめるフランス映画を探していて見つけた作品。予定調和的にまとまるから安心して見れた。

一代で財を成し、妻に先立たれた建設会社の父親が、甘やかしてダメにしてしまった子供達に生活力を
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関心領域(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オスカー発表後、最終上映に滑り込みセーフ。インデペンデントな映画館で英語字幕で観てきました。場所柄か30代~40代のカップルが多かったです。

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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

う~ん、惜しいなぁ。

原作が好きで、リメイクも期待してたんだけど、私が勝手に期待しすぎたのかもしれない。

1秒遅いほうの彼女のキャラクターがちょっと根暗で真面目すぎた。もっとのんびり、ほわほわさせ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.7

みぞおちのあたりがずっとキュンキュンと痛かった。

もう何年も前になるけど、一時帰国の際、着陸15分前からずっと「落ちるよ~!!飛行機が落ちるよ~!!」と大声で叫んでいた日本人の子とそのご家族のことを
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