Rocco

ハピネス -守りたいもの-のRoccoのレビュー・感想・評価

ハピネス -守りたいもの-(2021年製作のドラマ)
3.5
コロナ禍直後の撮影らしく、アクリル板、マスク、スーツの下がパジャマのズボン(パク・ヒョンシク)とか、コロナ禍を思い出す要素が一杯。

ゾンビたちが期待以上に汚い(けど皆歯並び良くて歯がキレイ。牙とかない笑)ので、主役の二人の爽やかさが際立つ。

ハン・ヒョジュは、割と自然体で曲がったことが嫌いで思い立ったらすぐ後先考えず行動しちゃうみたいな、強いお姉さん。対するパク・ヒョンシク、線が細いのに、こんな武闘派だったっけ、というカッコよさ。何をやってもいい人感が抜けないところは個性かな。ハン・ヒョジュが窮地に陥ると、現れて飄々とゾンビをやっつけてくれるので、怖くないし安心してストーリーを追える。マンションを買うための夫婦という設定だけど、お姉ちゃんと弟と言う感じが実態に近いかも。

ゾンビにON/OFFがある、というのが他のゾンビ物と違うところで、観ている方もほっとする時間があってよかったけど、その一方で住人達の個性と欲、エゴの張り合いがきつくて、特に医師にはむかついた。最終話のハン・ヒョジュのキックに快哉!棟責任者の女性も、ホテルデルーナの客室係が吹っ飛ぶ位すごかった。

最後に、出演者の名前とかを検索してたら、作家のお兄さんでフェイスガード着けてたナ・チョル、まだ36歳なのに去年病気で亡くなっていた。近年みた複数の作品に脇役ででてたけど、「悪の心を読む者たち」の犯人役が印象に残ってる。残念。
Rocco

Rocco