仮面の大使

いちばんすきな花の仮面の大使のレビュー・感想・評価

いちばんすきな花(2023年製作のドラマ)
4.0
 互いに理解し合える関係が尊く感じるドラマ。

 ひょんなことから出会った椿(松下洸平)、ゆくえ(多部未華子)、紅葉(神尾楓珠)、夜々(今田美桜)らが仲良くなり、理解しあう姿を描いている。

 生きづらさを感じている人や学校が嫌いな人であれば、共感できる脚本が秀逸。会話も心地いいし、日本語にしかない魅力を引き出してる気がする。脚本家の生方さんが坂元裕二好きなので、少し坂元裕二ぽいと感じる部分も。

 好きをいえる関係だけではなくて、嫌いもいえる関係。あの4人の関係が心地よくて良かった。夜々ちゃんと紅葉くんには悪いけど、恋愛関係にならなくて本当に良かったなーと思う。

 男女の友情が成立するか、それは人それぞれだといっていた。本当にその通りだし、こういう問題はその人がどんな価値観を持っているかによって違う。価値観をおしつけるんじゃなくて互いに価値観を理解する。その人の価値観を理解したいと思える人に出会えたとき、人生はまた変わっていくのかもしれないと感じた。

 
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