このレビューはネタバレを含みます
「徳を積むために人生何周もする」という発想と、地元を舞台にした友人グループのストーリーがおもしろくかつ感動的で、あっという間に完走してしまった。
人生ループものの映画や漫画って、未来を変えてはいけないという決まりがあることが多いと思うんだけど、麻美は身近な人を守るためにわりと抵抗なく未来を変えていく。そのあっけらかんとした感じが新鮮だった。三田先生を冤罪から守るとか、黒木華を浮気相手から遠ざけるために奮闘する様子が毎回コミカル。
麻美の人生1周目には夏希と美穂がいて、まりりんは親しくなかったわけだけど、それはまりりんが夏希と美穂を助けるために2周目以降の人生で猛勉強したためだった。そう考えると、現世でとっつきにくいと感じている知り合いも、実は別の人生で親友だった可能性があるのかもしれない。
しかし、Filmarksの作品紹介に水川あさみの名前が入っていないのはどうかと思う。超重要人物なので追加してほしい。