声を聞きたくないんじゃない、聞けない
声を出せないんじゃない、出したくない
心が聞けない。開けない。交わせない。
鳴らない、鳴らしたい。
そんな歯痒い想いを
どうにかして文字(かたち)や手話(こえ)に乗せて、届かせようと丁寧に紡いでいく。
(#6まで今のところ、全話泣いています。
ていうか、夏帆さんにフューチャーした回が...もう...)
" 聞こえない "だけ。
たったそれだけが大きすぎる。
聴者とろう者、で一括りにされてしまう世の中や
可哀想、でしか表せない他人の一言に、
改めて心が苦しんでいく。
例を挙げ出したらキリがない
涙なしでは観られない名シーンの数々--
秋〜冬にかけて感じる肌寒さと淋しい風景に
心の根っこから人の温かさが滲み出るような
登場人物の優しさに包み込んでくれるような作品でした。
P.S. 物語に寄り添いながら、我を強く出しすぎず、曲名「subtitle」にした髭男の心意気に感服です。