ここ数年の日本ドラマの中ではダントツに面白い作品。
毎週水曜を楽しみに観させて頂いた全7話のシーズン1。
供花村
後藤家
あの人
次から次へと登場する思わせぶりな変人たち。
良いところで盛り上げつつ、良いところで肩透かしする演出などフェイントのかけ方も見事。
映画でもドラマでも「これ大丈夫なの？」って思うくらいフルスイングする暴力やグロ演出は他の日本作品にも欲しいところではある。
スローモーションや音楽の効果もクオリティ高いし上手。
前半戦はあまりに味方が少ないもんで無理ゲーな感じだったけど、中盤から次々現れる協力者も胡散臭くて堪らなくスリリング。
阿川一家や後藤家の過去を小出しにし外堀から追い込んでいく感じや、クールー病を出すなど上っ面だけじゃない人食い要素の描き方も抜群に良くて、毎回目が離せないどころか待たされるのが苦痛だった。
そしてクライマックスであろうと思っていた「ウィッカーマン祭」の手前で終わらせるズルさ。
完全に製作陣の思う壺だよな。
俺的名場面は最終話に子供の頃の恵介がある手を打って皆を黙らせる所。
あまりに華麗な交わし方だったので思わず「こう来たかぁ」と唸らされ、作品クオリティの高さを再認識。
大暴れする柳楽優弥の体当たり演技も素晴らしいが、梅雀村長の気持ち悪さや山下リオ、北香那など女性陣も良い。
エンドロール後のシーズン2ちょい見せなのか？で更に「うわー」ってなったわ。
続きはいつ観られるんだ？
楽しみに待つしかないよなぁ。
