ks

ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~のksのレビュー・感想・評価

4.0
芸術と商売。
芸術とは何ぞや、金儲けとは何ぞや。
愛とは、永遠の幸せとは何ぞや。
真逆な二人、
ダリ と カムジャタン は相容れるのか?

前半はちょっとガヤガヤガチャガチャしていて
どうなのかな〜?
と思っていたけれど…
最高だった。
キム・ミンジェをまともに見るのは初めてだったし、逆の意見も見受けられるけれど、こういう役、いいんじゃないかな?ダリ(パク・ギュヨン)とのケミもいい。コミカル ムハクなキム・ミンジェ、私はかなり好感触。

かわいくて ほのぼの。だけど取るに足らないちょこっとミステリというかサスペンス的要素もあって飽きない。

各エピソードのタイトルの付け方も好き。
哲学的雰囲気。(なんじゃ、それ)
そこに 二人の正解も隠れているような気もする?

下手したら安っぽい、つまらない作品になりそうな感じなのだけれど、キャストの妙かな…全体的にポップだし、とにかく、主演の二人がいい。かわいい。
お互いがお互いをきちんと認めて、尊重して尊敬して。助け助けられ、愛し愛されて。
ムハクは無学だけれど、人間として、真っ当な言葉、確かな言葉を発する。真っ直ぐな性格も最高。テジンのそれとは真逆だ。

脇を固めるキャスト陣もよかった。美術館のメンバーたちが少しずつ歩み寄って行く感じもヨ秘書も。
チャクヒがもっと二人の仲を邪魔するのかと思いきや、意外に聡明で優しく かわいい子だった。ウォンタクも血は繋がらないけど、やっぱり家族だよね、いい人だよね、というかね。

人の気持ちを丁寧に描いているような気がする。
家族の問題は韓ドラあるある的な感じではあったけれど、ドロドロ、重くならない程度で個人的には許容範囲。

芸術とか知性とか、
生まれとか
家族とか血とか縁とか。
商売とかお金とか
政治とか権力とか。
何なんだろうなぁ…
と思いながら 考えながら、
軽く、笑ってほっこりできるドラマだったかな。
ks

ks