昔、東京の街中にふらりと出て行くと、こんなに沢山人がいるのに、私の知ってる人は誰もいない、と急に寂しさに襲われたことがあったな。高校位までなら学校という社会の縮図みたいなところに投げ込まれて何となく人間関係を与えられるけど、大学からつながりはさらに緩くなるし、社会に出たら努力して人間関係を築かなきゃいけない。会社員だと利害関係も絡んでくるし、なかなか難しい。
そんな中、ＳＮＳというのは趣味なんかで繋がれるし、ロケーションとは無関係に人間関係を得られる便利なツールだと思うけど、いわゆるコンテンツクリエーターでそれを生活の糧にしていると、再生回数のためにサービス精神を発揮しすぎてトラブルになったり病んだりする人もいる。正欲にも、不登校の子がチャンネルを持ったことをきっかけに、生きる力を貰ったけど、へんな大人に利用されるシーンがあったっけ。
これはネトフリでおススメされたＳＮＳの問題点をまとめたオムニバスのドラマ。ABEMA制作のドラマは初めて見たけど、新聞記者の監督なのか。説教臭くもならず、なかなか面白かった。再生回数のためになんでも公開する危険、子供には口で説明するよりこれを見せたほうが伝わりそう。
