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地下鉄道 ~自由への旅路~のAKALIVEのレビュー・感想・評価

地下鉄道 ~自由への旅路~(2021年製作のドラマ)
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歴史健忘症の時代に咲いた…

全10話。米南部。永遠に続く様な熱帯夜のムード、そこで零れ落ちる冷えた汗とのコントラストーー逃げても逃げても追い掛けて来る差別の連鎖と歴史健忘症についての鋭利な批評。この作品を観ながら、恐らく19歳の僕は、The Clash『Sandinista!』(1980) ( https://spoti.fi/3bA3btL ) と聴き比べるはず。以前、Barry Jenkins監督の大出世作『Moonlight』(2016)にろくでもないレビューを寄せた ( https://bit.ly/3bzn2cP ) 。2020年前後に撮影した本作には様々な社会の動乱と我々の団結出来なさが詰まっている。ここから"何か"が始まる予感がする。混乱したままレビューを止めた『白い暴動』のレビューが以下です🔚🔚

(仮)「💚💖とにかくThe Clashなのだ」
🎞🎞この映画には、残念ながら、「闘争≒逃走なのだ」と、のちに成熟していく彼らの姿は映し出されてはいない(それは「Punk≒正しさ」が「Joy≒楽しさ」から遠のく(❓)ことに関係していることや「Punk to Funk(ファットボーイ・スリムの曲名でもあり壁にブチ当たったパンクは必ずファンクするという意味。もはやこれは真理か(⁉️))」、つまり、個人の喜びの追求はサルトル的に第三者との励まし合いと矛盾無く並走するよ!っていう話。。。なんじゃそりゃ〜。。)。映画には、(果敢に)闘争に巻き込まれていった頃の、ザ・クラッシュがちょぴっと出ている。そう。熱狂の渦にいる。到底理解されない後期の彼らではない(嘘。めちゃくちゃ理解され、無数のフォロワーを生み続けている)。あまりに全てを先駆けた、オリジネイター、イノヴェイターとしてよりか、むしろ、時代と走り抜ける彼らがいる。だって、数年前に世界がボブ・マーリーを見つけたばかり。誰もが、最前線、ボブ・マーリーの後を付いてゆく。というわけで、クッソ面白いこちらを ☞ https://open.spotify.com/episode/2B3C4byTa8PoG9EymwgdOV?si=YEKqdh5aQWWyXf439jFsEA そして、レビューに戻りまして、映画内の映像表現として、「あ、いいな」と想ったのは、【ロック・アゲインスト・レイシズム】当日までの盛り上がりを、フラットを越えて人種間を伝達していくどんどん横へ広がっていく様子として、手描きの線が、横へ横へ走っていく✏️…🚂…そうなんです。フラットといえば、最近観た『T2 トレインスポッティング』のラスト、横へ横へ、でした。あとレントンの部屋のポスター、おそらく1977年のザ・クラッシュなんですよ。"白い暴動"。(仮)

まだBarry Jenkins監督『The Underground Railroad』(2021)はChapter 2: South Carolinaの途中までしか観ていない(簡単には観れない😭💦)が、これが大傑作なのは間違いない、1人の作家が過去からの連続性と今の接続に未来を見出している、それが、The Clashっぽいし『Sandinista!』みがあるという話。それがThe Stone Rosesまでは盛り上がらない………そんな淋しさもありつつ、いや、やっぱ今年一🤩🚂そんな感じ🔚🔚🔚🔚

🔚Trainspotting
🔚T2 Trainspotting
🔚🔚🔚The Clash
🔚🔚🔚The Underground Railroad

「過去をどう扱うか」だね

「ビートだけが世界を繋ぐ」

>>> https://www.nytimes.com/2021/05/06/arts/television/the-underground-railroad-barry-jenkins.html

Reggie Ugwu
May 6, 2021

しかし、暴力をどう扱うかという問題は残っていました。ジェンキンスは、アートハウスの映画監督としては意外な場所で答えを見つけた。フォーカスグループである。アマゾン ( https://amzn.to/3yncyXw ) はプリプロダクション中に、ピューリッツァー賞と全米図書賞の両方を受賞したコルソン・ホワイトヘッド ( https://bit.ly/2T6xzpz ) が2016年に発表した小説『The Underground Railroad』のどの部分に最も共感を覚えるかを、アトランタ市民のグループに尋ねたいと申し出た。ジェンキンスは同意したが、2つの条件をつけた。まず、参加者は黒人であること。2つ目は、追加の質問をすることである。アメリカで起きた黒人排斥テロの歴史的記録をほぼ忠実に再現し、かつ悲惨な内容のこの小説を、映画化すべきかどうか。

世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的大流行)を宣言する2週間前の昨年2月、「『地下鉄道』」の撮影現場近くのアトランタにいたジェンキンス氏を訪ねた際、「驚いたことに、『やるべきではない』と答えた人は10%しかいませんでした」と話してくれました。

「残りの90%は、『言ってみろ、でも全部見せなきゃダメだぞ』という感じでした。『ハードでなければならない。残酷でなければならない』と言われました」と続けた。「私の仕事は、暴力とその心理的影響を組み合わせることだと気付きました。これらを視覚的に描写することから逃げずに、登場人物にとってそれが何を意味するのかに焦点を当てるのです。彼らはどのようにして暴力に立ち向かっているのか?彼らはどのようにしてそれに立ち向かっているのか、どのようにして自分自身を取り戻しているのか」

その結果、1977年に公開された『ルーツ』以来、おそらく最も期待されている奴隷制をテーマにしたテレビシリーズが、5月14日にAmazon Prime Video ( https://amzn.to/3wiagXT ) で初公開されます。これはストリーミングサービスにとって重要な賭けであり、Netflix、ディズニー、アップル、ワーナー・メディアなどとの加入者獲得競争において、これまでで最も大胆な攻撃を行っています。(アマゾンは、このシリーズの制作費を明らかにしていませんが、撮影に関わった人物によると、1日の制作費が『ムーンライト』の全予算(約150万ドル)を超えそうになったことが何度もあったそうです)。

ジョージ・フロイド殺害事件の携帯電話の映像をはじめとする、黒人に対する暴力のバイラルビデオは、毒素と触媒の両方となっています。『The Underground Railroad』は、現代の人種間の争いを、鮮やかな新しい起源の物語で文脈化しようとする試みでもあります。

ジェンキンス監督は、「この作品は、初めて作られた奴隷物語ではありませんが、映画的には、これまでにない方法でこれらのイメージを作り出していると思います」と語りました。「世界一の大富豪が資金を提供してくれているのですから、この物語を敬意を持って、伝えたいように伝えるためには必要なことなのです」

全10話を監督したジェンキンス氏(41歳)にとって、このシリーズは彼のキャリアの中で最も野心的で個人的にも困難な仕事でした。撮影期間は13ヶ月間、116日で行われましたが、昨年の春と夏にはCovid-19の影響で6ヶ月間の撮影停止がありました。

ホワイトヘッド氏の物語は、地下道が比喩ではなく文字通りの意味を持つ異世界を描いたもの ( https://bit.ly/3hzjzPf ) ですが、その実現のために、5つの州の前世紀バージョンを制作しました(すべての撮影が行われたジョージア州は、他の4つの州の代わりでした)。サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、テネシー州、インディアナ州、3,000着以上の衣装(デザイナーのCaroline Eselinによる)、15の構造を持つプランテーション、実際の列車用の特注の地上トンネルなどを制作しました。このショーには300人以上の職人が参加し、16,000時間以上の作業が行われました。

その中心となったのは、シリーズのスターであるムベドゥ、ジョエル・エドガートン、アーロン・ピエール、ウィリアム・ジャクソン・ハーパーと、ジェンキンスが20年間一貫して仕事をしてきた"緊密"な協力者たちでした。

「『アンダーグラウンド・レイルロード』」の制作期間中、数ヶ月にわたって話を聞いたキャストやスタッフの何人かは、この経験によって変化したと語った。

プロデューサーのアデル・ロマンスキーがホワイトヘッドの小説を初めて読んだのは2016年の秋で、どうやって撮影すればいいのか見当もつかなかったことが彼女を興奮させた一因だった。彼女とジェンキンス監督の側近である撮影監督のジェームズ・ラクストン、編集者のジョイ・マクミロン、プロデューサーのマーク・セリアックは、フロリダ州立大学の映画学科の学生として出会ったのですが、25日間で撮影された低予算映画制作の奇跡ともいえる『ムーンライト』を公開したばかりでした。(後に、アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞した作品の中で、最も費用がかからなかった作品という記録を打ち立てました)。

『ムーンライト』では信仰の跳躍、『ムーンライト』を共同制作したブラッド・ピットが経営する制作会社〈プランB〉を通じて、「『地下鉄道』」を映画化する機会が訪れたとき、それは未知の世界への新たな誘いでした <<<<<<

戻れ!

頭のおかしい、ボクのレビューに!

このレビューの最終「エピソード」は、「🔚🚂パラノイアとは📚🚨」………………ここ数日、The Stone Rosesにヤラれてしまった僕は、「パラノイア的思考は、未来を形作るために、至極当然やらざるを得ない」と考えている。

ニンゲンは自分が観聴きした素晴らしい体験を何度も再生し、それだけで未来に向かう事が出来る。アルゴリズムなんて不要だ。余計なお世話。秘密の話を知っている。ミック・ジョーンズは、楽屋に入ってきた同級生が、兵役の話をすると、「馬鹿野郎!国の為に死ぬのか?ーーなあ、ツアーの仕事があるから、俺たちと一緒に来いよ」と言ったんだ。

誰かの作った過去も未来もくれてやる!何が大事か、キミは知っている。キミはキミ自身(心)で、選び取る。列車は横へ走る。時代を超え、「メタファー」を装った、ほんとうの
ドラマと共に📺📺💙

そしてロンドンのやっぱり許し難い火災事故 ( https://bit.ly/3u1XwTC ) の予兆としての『T2 Trainspotting』🎞🎞💔

イスラエルとパレスチナ💔💔

日本とスリランカ💔💔

過去にあった出来事は形を変えても必ず起こり続ける🖤🖤

“It’s all in there,” Jenkins said. “And I mean all of it.”

Afro-Americanであることの意味を監督自身問い直している、今季最重要ドラマからは、誰もがニンゲンの愛と差別の、醜くも、美しい、危険な魅力を感じるだろう🧐🥳

「あと8話もある」🤓
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