ウズラの解剖か。
時間を置いてもう一度観よう。
でもあのサマータイムみたいのサッチモ(?)が鳴って光が刺す光景は一度観たら忘れられないかもしれないな。
最後に地震で亡くなった人に捧げるみたいなことが書かれてるのを観て、これが鎮魂なのかもしれないと思うたりしていた。
慎ましい距離感、否、そんな言葉ではないだろう。
原民喜が書いていたようなことに近いのか>>続きを読む
こんなひたすら風景の美しい映画あったかしら。
携帯で話すためだけに高いところに上がってくのすら、うざいのに、詩的に見えてくる。
乳搾りの女の子に詩を読む、顔を見せてくれと頼むが、見せない、金を取った>>続きを読む
すごく月並みなのだけど、ジグザグ道が不条理を暗示していると思うた。でも深刻でなく、おおらか。
鷹揚に構えて観ていたいのに一緒にハラハラしている自分は何なのか。
押し花、素敵。
素晴らしい。
特に前半は純だと思って観ていた。
ドアがたがた、と車中のラップも良かったのだが、
鼻血のくだりとフィルムに写る春とマフラー忘れて入れ違うシーンの決定的な瞬間(時が満ちていくような)が好み>>続きを読む
寅さんの去り方が切ない、好み。
筋書きという言葉で語られる、予感。
八百満さんからの帰り「勉強しないと寅さんみたくなっちゃうよ、仕方ない、でもお兄ちゃんは悪いこと何一つしていないのに」と泣くさくら。>>続きを読む
色々と行方知らずで、さらっとしてて、好み。
さくらの出番少なめ。
万馬券あててタクシーで名古屋から柴又に帰る寅さん。
アイラブユーだけを覚えてハワイへ行くと言う寅さん白い背広を新調している、胸には日>>続きを読む
失業しふてくされたのか寅さんは船に寝そべっている、その間も船は流れ流れて、気づけば江戸川を下り柴又から浦安へ、豆腐屋にたどり着く。
汽車の回、額に汗して油まみれの回。
ピエトロ・ジェルミみたい。
ここから始まったのか。
素晴らしい。
舫ぶねの上で(さくらをめぐって)ケンカする博と寅さん。
結婚式で仲違いした両親の言葉に涙が止まらない博、それを見つめるさくら、寅さん。
角瓶抱えて押し入れに逃>>続きを読む
映研時代の作品なのか。
一声で濱竜本人と分かり笑ってしまった。
昔から台詞が聞き取りやすいんだな。
地震、昔からとってるのね。
絶えざる辞書読みとか想像フットボールとかよりも、
夜の白シャツサッカ>>続きを読む
一瞬気絶したが、あの悪夢のようなアイスクリームのシーンで目が覚めた、僥倖とはかく言うのかもしれぬ。
ウサギのところめちゃくちゃ笑ったし、
エンディングは私的映画終わり方として記憶していたい、ジーンと>>続きを読む
食べ方とか、あまりにジェルソミーナジェルソミーナしてて、映画がかぶさってきてしまった。
いつも、ダサめの音楽なのに(あえてだと思うている)
これはとても良かった気がする。
バカバカしさと皮肉成分が強く、こういうウディ・アレン好きだな、とか。
風呂だと声がよいんだな、そしたら風呂場で歌わせようとか典型的なバカで好き。
最後のすれ違い、良かった。
時代は犬だぜ、ドッグレースだぜ、大負け、喧嘩みたいなのは自分の愚かさは置いておいてアホすぎて、どっちかというと笑えない。
アメリカの飯の話をしてるところがなんか印象に残っ>>続きを読む
チャーリーパーカーがどうのこうのとか言うてたのと、最後の舟のシーンしか覚えてない。
いろんなマストロヤンニとソフィア・ローレンを観ることができる。
最初の南部(ナポリかな?)の話が寓話めいてて楽しい。
最後のバカヤンニも楽しい。
監督が森崎東。
画が美しい、ユーモアもキレがある、滑稽さを滑稽さとして際立たせている。
ふつうの恋愛映画(何それ?)みたいに思えてしまって喜劇要素と皮肉成分がうすめかな?とか思うてしまうた。
音楽のダサさよ。
クソいい映画(クソは余計)。
ところどころに出るジュゼッペ・トルナトーレ節。
母親の開催するスノッブなパーティーに参加したくない、というのは分かる気がする(設定のおバカさよ)が、
母親が娼婦で良かった、wow!
は一生分からない気がする。
Everythings happen>>続きを読む
すっと観てしまったかもしれないけど、なんか小さなよくわからんがけっこうあった。というか手放しのままなことが多いような。もう少し結実すべきではないだろうか、というような。
オダジョーの部屋では、波の音>>続きを読む
魔女狩りでの尋問/審問のシーンは、レンブラントの絵みたいだな、とややうっとりして観ていたりしたが、話がだいぶ陰惨なので気が滅入ってしまった方が強い。
これも、だいぶフリが効いてる(イヤな見方だが)作>>続きを読む
密度の濃い会話(劇)は自分勝手な書簡のように映る。いくら言葉を尽くしても、結局(あるいは畢竟)届かないだろう。
決して合わされることのない視線はその不成就を予言しているかのようだ。
なぜ届かないのだ>>続きを読む
オムニバス作品。
マンボとタンゴのところもよかったけど、
フェリーニの「結婚相談所」のちびっ子に導かれる感じ、が、ものすごく好み、あそこだけ、この話だけで、よい。その後も良い。
フェリーニの魔法などと>>続きを読む
聴き慣れないが美しく何語だろう?ってのがまず気になってしまった。
気が触れてしまった弟が語る不吉な予言(間延びしたトーンの美しさよ)など、全般的にフリが効きすぎな感はあるかもしれないが、物語の揺さぶ>>続きを読む
飯の食い方!
自分も大皿から無造作に惣菜をひねりとって、茶碗一つで外飯を食いたい。
カラオケのシーンがいちいちよいよね。
自分も生きてたから分かる気がするのだが、すごく90年代て感じがした、そのため>>続きを読む
2022の1本目。
よいジャケ。
画は小津みたい、オリエンタリズムばちばち。『陰影礼賛』(谷崎)的な美しさと思うた。
勤行?からってのがよい、
最初(早口で)何言ってるか分からなくて、面食らった。>>続きを読む
2024年5月24日
TVのCSで。
観直すと一話目、二話目が良かった。
特に二話目、こんなに面白かったかな。
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良かった。
1話目、タクシー内での会話から作品につかまれていたよ>>続きを読む
不気味な展開。
個人的な好からは多分外れているのだけれど、チェーホフのシーンがすごくよくて、自分に引き寄せんな、→嫉妬してしまいました、→お好み焼き、の流れは何度も見返してしまった。
そのあとも、ほの>>続きを読む
いまさら観てみたが、思ってたより良かった。
それはこの一瞬を撮るという気概を感じたから(ボウイのキス、髪を切る)なのかなと思うている。
精神が軟弱なので少し泣いた。
生き直し、無謀さを孕んだ勇気(≒ギ>>続きを読む