yaekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.5


自分の仕事が生き生きとしていた時代に取り残されているような、懐古主義的なヴィクトルと、
そんな夫に辟易しているマリアンヌ。
こんな2人はどんなエンディングを迎えるか。

結果から見れば、彼らの息子が
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.6


『好きにならずにいられない』はそっちに係ってたのかあ。
最近たまに起こる謎の先入観で、フーシの恋のお相手に対して、に係っているものだと思い込んじゃってたよ。原題が出てきた時に気付くべきだった。

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もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

3.7


ラブコメに出てるのが新鮮なダニエル・ラドクリフと、
ラブコメに出てくる可愛い女の子っていう代名詞がめっちゃハマってるゾーイ・カザンの、
掛け合いがとても可愛くって楽しいラブコメ。

日本の文化と比べ
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.7


ちょうどclip!したばかりの映画が偶然すぐ配信でご縁があって、嬉しくなった。

なんてことない、延々と手紙のやり取りが続く映画だけど、ラストが、切なかった。
現実は物語のように甘くないし、後悔して
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ガス燈(1944年製作の映画)

3.9


登場人物少ないのにしっかりおもしろかったー!

誰か!早く!助けてあげて!ねぇお巡りさん!って後半何度思ったか。
ほんとひどいな、、、言い返してくれて多少はスカッとしたけれどそれでもまだ足りないよ、
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東京物語(1953年製作の映画)

4.3


これまで観てきた映画でも度々登場していた本作、やっと観られた〜!
今から70年ほど前の白黒映画で、ほとんど単調なのに、全然観ていられる。全然飽きないから不思議。

最初におおお!ってなったのが、アン
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

3.6


めっっっちゃくっちゃ振り回されて、疲れて終わった、、、
『インビジブル・ゲスト』の監督さんか、、、なるほど、、、気合いを入れ過ぎて観ると、めっちゃ疲れるということを学んだよ。

折り紙みたいに、折っ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5


めっちゃ後味悪い、、、凄まじい決着の仕方だった。

ミステリーってすっきりしないことが残る場合も多いけれど、事の起承転結がはっきりと分かったのは良かったと思う。
でもこれってそもそもそういう視点で見
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シャレード(1963年製作の映画)

3.8


オードリー・ヘプバーンといえば『ローマの休日』みたいなラブストーリーのイメージが圧倒的だったから、
ミステリーって新鮮!と思って観てみたら、面白かったー!
ちゃんとしっかりどんでん返しを返してる!
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.3


かつて、女の子だった人たちに、この世界に憧れないことはできない。
夢と、愛と、勇気を出す冒険と、その全てがこのストーリーに詰まってる。
毎回心を奪ってくれるから、ディズニーの魔法は本当、すごいなぁ。
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

3.3


赤ずきんちゃんのシックスセンス。

小説が原作なのは知ってたけれど、コメディとミステリーのバランス配分、どこまで忠実なんだろう?
福田さんが監督すると、絶対コメディ過多になっちゃうからなあ(某作で経
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.2


最近、ディズニー観るとほぼ泣いちゃうんだけれど、大人になったからってことにしていいかな。昔はワクワクドキドキ、が圧倒的だったのにな。

家族の中で1人だけ魔法のギフトをもらえなかったミラベルの境遇が
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8


昔、なにかで断片的に観た覚えがあって、その時はラブストーリーなのにチューしないし、おまけにあんなところで終わって(ここからが良いのに!ってモヤモヤ)、とても物足りなかった気がする。

そのせいもあっ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7


邦画特有のまったり感。店先の猫ちゃんはそのまったり感の象徴(ジャケットにも居て可愛いな!)。

本に溢れた柔らかい光の入る店内を、2人がそれぞれ本をめくってるのとか、多田さんと矢野さんのその空気感好
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.3


“誰も気付かないけど、私たちがいないと全てが台無しになる。”

ずっとときめいてた。とてもとても心地良くて、浮かれる気持ち。

本当に奇跡みたいなお話だけれど、これは元気出したい時に何度でも観たい。
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ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.5


実際にあった事件だとは知らず(きっとクリミナル・マインドとかで出てきてたに違いない)、実話ベースならこれまでの経験だとすっきりするエンディングを観られることはないかな、と思っていたのだけれど、一応結
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7


欲を言えば、もっとルーヴルを見たかったし、見れると思っていたので残念だけれど、奇妙で摩訶不思議で、不気味な世界へなにかの拍子に迷い込んでしまったかのような世界観は、やっぱりいつ観ても好き。

何気に
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.6


『Don't Worry Darling』を観てから、フローレンス・ピューをもっと観たくなり(『 Midsommer』は今のところどうしても観られないので)。

物語自体はとても興味をそそられる書き
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.6


まだ早いと思ってたけれど、どこかノスタルジーなギターの旋律に酔ってか、
ああわたしもこんな大人のラブストーリーも観られるようになったんだなあ、なんて思いながら、どこにいても絵になる2人に羨望を隠さず
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8


『Booksmart』とは全然違う世界のオリビア・ワイルド監督作。

スリラーと聞いて得意なジャンルではないはずだけれど、おもしろかった。

そこでなら上手くやれるという、男の夢と理想の社会。
おそ
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.6


西洋の色鮮やかで整った街並みも好きだけれど、アジアの雑多で喧騒が止まない街の雰囲気も、見た目は慌ただしいのに内心落ち着くところがあるなあ。複雑な感性の同居だ。

なにかを決着してすっきりするような映
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.6


アクションをしないトム・クルーズに物足りなさを感じる身体になってしまった(高所恐怖症だなんて、にやりとしちゃうよね)けれど、こんな危うい彼もまた良き。

ストーリー展開がなかなか難しくて、ん?あれ?
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トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

3.5


ヒュー様をお目にかかりたくなったので。

今回のヒュー様は息をするように女の人を口説くリッチな経営者。それはもうモテるだろうし、現に離婚も何度か繰り返しているらしいくて、並の女の子ではお相手は厳しい
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3


なんかもう点数とかどうでもいいと思うくらい、良い話だった。年代を超えた友情のお話。

出会いこそもう絶対仲良くなれないと思うような衝撃だったけれど、でもラストはこの友情はずっと続いていくんだろうなっ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0


天使に違いないって思うくらい天真爛漫で無邪気な男の子が、レオ様だったというインパクト。
面影は確かにあるけれど、それが今じゃあ『レヴェナント』とかワイルド過ぎる役もこなしているのだから、、、この頃か
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355(2022年製作の映画)

3.5


どうしてだろう、設定としては好きなはずなのに、ワクワク出来なかったのは、、、
この夏はトムのあのスパイシリーズをいちから追ってたから、その振り幅なのか、、、

ジェシカ・チャスティンをはじめ、アクシ
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.8


元気いっぱいのコメディな映画かと思ったら、ちゃんと教訓的なメッセージもあり、、、不覚にも泣けてしまった。

アダム・サンドラーってそこまで好きな訳じゃないんだけれど(ごめんなさい)、コメディタッチな
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ラブストーリーズ エリナーの愛情(2014年製作の映画)

3.4


ストーリーは知っている訳なので、Herは補完する形で観るのかなあなんて思ってたら、全然違った。

観た順番のせいもあるかもしれないけれど、やっぱりこっちのHerの方が共感しやすかったな。
そしてコナ
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ラブストーリーズ コナーの涙(2013年製作の映画)

3.3


なんで同じジャケットがふたつあるんだろう?と思ったら、ひとつの物語を男女それぞれの視点から描いているという、あまり見ないおもしろそうな試み!と思ってclipを付けてたやつ。

どっちから観るか迷いに
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.3


“我々は一瞬たりとも孤独ではなかった。”

久しぶりにドキュメンタリー観たけれど、こんなにおもしろくてもっと観たかったのも久しぶり。

動物の目ってあんなに綺麗で澄んでるんだなって初めてまじまじと見
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.7


あー良かった良かった!正直、ラスト20分くらいからの暗雲立ち込める展開にはどうしよう?どうするの?ってハラハラさせられたけれど、ちゃんと幸せになってくれて良かった。

ジェニファー・ガーナーほんと可
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.3


ベタだろうとなんだろうと、ハッピーエンド好きにはたまらない!

最後のシーンが最高に幸せで絵になり過ぎて、もう。
あんなウルトラレア級の王子様から追いかけられたら無理だよね。しかも高所恐怖症だって言
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

4.8


“世界を救いたいと思ってきたが、君が僕の世界だ。”

はぁ。最高。好き。良いものは良い。
ヒュー様が出てないブリジットなんて、、、って思ったけれど、こんなんもアリでした。
いい年していまだに少女漫画
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6


ああ長い、、、長かった、、、
こんなに過酷で、生々しくて、重い話を2時間半オーバーってきつい、、、メンタルにしっかりずっしりきた。その上見続けた先に救われる想いがある訳でもなくて、むしろその逆だった
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.6


白黒の場面の映像の豊かさはさすが『ライトハウス』のロバート・エガースだし、
生々しいしグロいしでメンタル深刻にやられたのもさすがロバート・エガースだなって思った。よく観きれたな、自分。

でもある意
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


美しい美しい湿地。
彼女は言っていた、自然に善悪はないと。
捕食者に対して、抵抗しただけなのだと。
エンディングの歌詞もなんだか後味凄くてじわじわ。

でも、どうして本に隠していたんだろう。
湿地に
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