yaekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.7


この前観たミラベルが方々に刺さってしまってから、PIXAR熱が冷めなくて一介のディズニーファン化してる今日この頃。

モアナ、どう考えてもHow Far I'll Goが良過ぎる。この曲がかかった時
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.7


ラブストーリーだと思っていたけれど、それだけじゃなかった。
青春の物語でもあり、家族の物語でもあり、そのどれもに多民族が暮らすマレーシアという国の風土が根底にあった。こんなに色々な言語や文化が混在す
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0


元々気になってたのを、好きな作家さんもオススメしているのを知って更に前のめりに楽しみにしてた本作、タイムループものは古今東西たくさんあるけれど、
まさか、タイムループについてプレゼンするなんて展開を
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


“決着をつけることができるのは、苦しんだ当事者だけだ。”

Jupiterの冒頭の歌詞が、とても深い意味を持って響いた。毎日、自分の心を聞いて、ちゃんと照らしていかなくちゃ。
わたしたちの性質は、良
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.6


よく考えると考える程、分からなくなっていくような、理解から遠ざかっていくような複雑なSF系タイムリープ、、、
でも、そういうことができるのね、くらいの距離感で観られると、犯人を探すミッションにスポッ
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次元大介(2023年製作の映画)

3.2


ルパンはいろんな人が脚本・監督してるし、わたしはアニメ映画版をいくつか観たことがあるだけだからあれだけれど、
完全なる次元とはなかなか思えなくて、次元風味のストーリーねって感じてしまった。やっぱり実
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.5


今年のハロウィンムービー🎃👻

旧作の方は未鑑賞なんだけれど、ホーンテッドマンションってこういうお話だったのか〜。
アトラクションと同じシーンが出て来た時はやっぱりワクワクしちゃったよね(天井が伸び
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7


理由は言うまでもなく、めっちゃ楽しみにしてたエヴエヴ!

ねぇまず、そもそも論として、マルチバースってもうそんなに市民権得た?
わたしは『ドクターストレンジ』あたりで初めてその言葉を認知した記憶だけ
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かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

3.4


観るつもりなかったんだけれど、この頃ヘヴィでしんどい映画を立て続けてしまったので、
頭空っぽにして楽しめるのを探していて、結果イケメンと美少女にめっちゃ浄化して頂いた。

正直展開??な感じもしたけ
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.9


あなたが立っている場所はどんなところだろう。
本当の自分を隠して、一生懸命築いた穏やかな日々の生活が、突然変わってしまうとしたら、その場合はとても怖い場所になってしまうだろうなって思う。
ただでさえ
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.5


あらすじを読んで、興味を持ってclipを付けたはずだけれど、なんでこれ付けたんだっけな?と思うくらいには、わたしには壮大な映画だった。それくらい、予想とは全く違ってた。

ノスタルジア、というタイト
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5


わたしなんかが言うと、偉大な功績を残す人は、小さい頃から才能があったんだなあ、なんて薄くて浅い言葉しか出てこなくて申し訳ないくらいなんだけれど、でも確かにそういう人は、孤独や逆境や、そういうネガティ
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

5.0


泣けた。

人が帰った後のスタジオで、こんなふうにキャラクター達がヴィランや2D3Dの垣根を超えて実はみんなで遊んでたら、って思うともう全然泣ける。

100年先もこうやってずっと遊んでてね。

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.8


広瀬すずちゃんってほんっと綺麗だな、、、
初めて見た時からえ?どゆこと?可愛い過ぎん?って衝撃的な可愛さだったけれど、だんだんと大人の女性になって、ついにはこんな役まで、、、あんまり笑わない役だけれ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0


“秘密というのは隠すことじゃない。言う相手がいないこと。”

未来からわたしが来たのか、過去からあなたが来たのか。
タイムスリップの映画はたくさん観たけれど、これは初めてで、なのにどこか懐かしいくて
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アナログ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


映画館で観るのは圧倒的にミステリー系が多いんだけれど、
時間が合ったから、久しぶりにそうじゃないジャンルを観てみた。

正直、前情報もほぼ何もなく、あれこれ考えた中で全然思い付かなかった展開だったの
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.3


度々ニュースでも見るこの問題について、背景とか歴史とか、まだまだしっかりと理解できていないけれど、こうやって触れて、考える機会を得ることができる映画の働きって貴重だ。
教科書より身近なこととして捉え
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.7


こういう形容が正しいか分からないけど、美女と野獣カップル。

シャーリーズ・セロンのどの瞬間、どの角度から観ても完璧な美しさに憧れる。彼女の若い頃の作品も観たことがあるけれど、もうずーっと美しいのね
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9


なんだこれ〜すっごいテンションでバイオレンス〜
ハラハラしたり脱力したり忙しいな!
そしてすごいところでタイトル!嫌いじゃない!

あの社会人のしおりみたいなやつ、ほんと欲しい、、、もっと学校で教え
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8


カルージュもル・グリも、マルグリットをとても愛している、みたいな描写だけれど、
彼女の章になった時に“真実”は姿を現す。

真実はいつもひとつ、って某少年探偵がいつも掲げているけれど、果たしてそんな
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.7


豪華なキャストに、ミッシングリンクみたいな結び付き。例えばこれがハッピーなラブストーリーなら、明るくて幸せな気持ちになるのに、まぁこんなタイトルの映画だと正反対に、なかなかにやりきれなくて虚しい気持
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第三の男(1949年製作の映画)

3.8


70年前くらいの白黒映画、、、楽しめるかなと思ったらただの杞憂だった。あっという間だった!
軽快過ぎる有名なあの音楽のおかげで、ミステリーだけれどあんまり落ち込まずに観られたのも◎。

あの、闇から
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ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

3.7


静かさの中に、温かさと優しさが込められた魂の物語。

わたしたちは寂しがり屋で孤独な生き物だけれど、
こんな風に生まれる前からそばに居て、生まれた後もずっと見守ってくれている存在があるのかなと思うと
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.5


ムーミンの誕生秘話を期待してたんだけれど、生みの親トーベ・ヤンソンの半生を綴ったストーリーだった。

トーベの生き方は強く見えるくらいに真っ直ぐで、でもそんな生き方ができても彼女の心は満たされること
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マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.5


まるで喜劇のようなテンポ感、台詞がどことなくウディ・アレンみがしたけれど、not his movieです。

オーウェン・ウィルソンがあしながおじさん化しています。

世間は狭いなあ、悪いことはでき
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いとみち(2020年製作の映画)

3.7


東北育ちのわたしでも100パーは理解できなかった、、、特にばばの言葉とか玄人過ぎる。
字幕のアシスト欲しい。

津軽弁、東北弁の中だと1番早くて難しいんじゃないかと個人的に思った。
昔、青森出身の知
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.6


swan song、ちょっと調べてみたら生前最後の作品とか、引退公演とか、そんな意味合いを持つ言葉らしくて、新たな余韻がじわり。
彼のswan song、とても美しかった。

施設では無口で堅物に見
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3


可愛いのに、かの人物がイマジナリーフレンドで登場したり、敬礼してたりしていたりで、結構戸惑った。コミカル調ではあるけれど、このなかなか悪いジョークが散りばめられたみたいな世界に浸っていいのかな?って
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(2023年製作の映画)

3.5


ベネディクト・カンバーバッチの再来にテンアゲしたけれど、オチには納得していない。
わたしにはこのシュールさはなんていうか、薄いレモネードみたいで、味が分かるようで分からないというか。

でも、ウェス
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.5


ネズミ捕りの男のよく分からない気持ち悪さ、なんだろう。
きっとウェスじゃなかったらもっと気持ち悪さエグかったと思う。

レイフ・ファインズのメイクと、ルパート・フレンドの顔芸にイイネ!したい。

白鳥(2023年製作の映画)

3.6


ヘンリー・シュガーを観終えた思ったら、知らない内にウェス祭りが開催されててきゃー、ってなった人。

残酷だし悲しいお話なのに、そこまでそういう感情に浸からずに済むのは、ウェスの世界観のなせる技だと思
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.6


すっごい話だったなあ、、、
何度かえっ?って思うところもあったけれど、勢いで進んでいく感じ。まあ、設定からして斬新でえっ?って感じだからさもありなんと言えばそうなのかも。

しかしキャスターのぶっ飛
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8


ホラーテイストだけど、実はちょっと違うよパターンと聞いて。

わたし、同じ状況になったら抜け出せる自信ないなあ、、、相当きっついよね、、、。
ツリーの図太さというか、開き直りというか、逞しさが羨まし
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0


完全にホラー(っていうかこのジャケットも詐欺じゃない?)だから絶対に観られないと思い込んでてごめんなさい。
違うな〜怖くないな〜、これから怖くなっていくのかな〜?ってずっと思い続けて、いつまで経って
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ビッグバグ(2022年製作の映画)

3.2


『天才スピヴェット』が可愛くて大好きだったので、そのジャン=ピエール・ジュネ監督作っていうので喜んで観てみたものの、、、
あれ、こんな感じだったっけ、、、?

最初はワクワクした未来のハイテクも、だ
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.6


ぼけーっとして観てても大丈夫な有難いやつ。

全部のギャグを受け取れた訳ではないけれど、まあだいたい言いたいことは誰かが突っ込んでくれてたし、心地良いぬるま湯みたいな温度感で楽しめた。

中村・イケ
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