ユナマリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

私たちの幸せな時間(2006年製作の映画)

5.0

カン・ドンウォン主演で死刑囚の切ない生涯を描いたヒューマンストーリー。

よくある恋愛ものかと勝手に勘違いしていたが全然違った。

不幸な育ちで人生を見捨てていた死刑囚が、ひとりの女性との出会いによっ
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野良猫ロック ワイルド・ジャンボ(1970年製作の映画)

4.0

「野良猫ロック」シリーズ第二弾。

前作に続き、良い意味でのいい加減さが際立つ前半。

特に海に向かうところで浮き輪を盗んだり、海辺で車を乗り回すところ等が最高に良い。

そして後半はまさかの現金強奪
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女番長 野良猫ロック(1970年製作の映画)

3.0

和田アキ子と梶芽衣子主演の「野良猫ロック」シリーズ第一弾。

特に凝った脚本がある訳では無く、タイトルのロック、そして不良達の青春をとことん楽しく描いた作品。

とにかく主役ふたりの存在感が凄かったと
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.0

核戦争を起こす人類を笑ったブラックコメディ作品。

大好きなキューブリックが監督を務めている作品だからかなり楽しみにしていたが、正直よく分からなかった。

と言うか笑いどころが終始分からず、ふわっとし
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銀蝶流れ者 牝猫博奕(1972年製作の映画)

4.0

「銀蝶」シリーズ第二弾。

前作以上に賭博がテーマとなって、更にナミが格好良くなっている。

前作の渡瀬恒彦もだが、本作はなんせ千葉真一が最高。

そして前作に続き、ラストの戦闘シーンが格好良すぎる。

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

2.0

予告編と題材に惹かれた為鑑賞したが、よく話が分からなかった、且つ動きがあまり無かった為、いまいちハマれなかった。

鑑賞後に調べたところ、「燃えよ剣」「ヘルドッグス」の原田眞人監督。

どうもこの監督
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銀蝶渡り鳥(1972年製作の映画)

4.0

梶芽衣子の「銀蝶」シリーズ第一弾。

「修羅雪姫」のように着物でぶった斬りまくるのかと思っていたが、ラスト以外は梶芽衣子演じるナミと言う女性が出所して銀座で生き抜いていく姿が中心。

サスペンス要素も
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

4.0

公開当時大変話題になったM・ナイト・シャマラン監督によるホラーサスペンス。

とある村の住民達のルールである「森への境界線を跨いではいけない」をベースに進むのだが、じわじわと来る怖さがとても良い。
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マジック・マイクXXL(2015年製作の映画)

4.0

「マジック・マイク」シリーズ第二弾。

前作を鑑賞していないので分からないところもあったが、そこまで気にならずに最後まで鑑賞出来た。

ダンスのシーンは圧巻だし、男同士のロードムービー的な展開はやはり
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

鬼才ジョン・カーペンターが監督を務めるSFアクションもの。

特別なサングラス越しに人を見ると正体がエイリアンのような謎の生物が紛れ込んでいる事が分かる、と言うとても分かりやすい内容だがそれがとにかく
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

エドガー・ライト、サイモン・ペッグ、ニック・フロストによる警察バディもの。

相変わらずな展開で終始楽しめる訳だが、ラストのアクションシーンはとても迫力があって良い。

犯人の正体や動機も本シリーズら
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修羅雪姫 怨み恋歌(1974年製作の映画)

4.0

まさかの「修羅雪姫」続編。

前作は復讐ものとして美しくもあり、狂気でもある鹿島雪こと修羅雪姫を描いていたが、本作はその修羅雪姫が政治の争いに巻き込まれる話。

前作ほどの面白さは無かったが、これはこ
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修羅雪姫(1973年製作の映画)

5.0

梶芽衣子の代表作でもあり、「キル・ビル」の元ネタとしても有名な一作。

やっと鑑賞する事が出来たのだが、期待を大幅に上回る作品だった。

雪が降る刑務所の中で生まれる雪こと修羅雪姫、そんな彼女は過酷な
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

韓国からアメリカへ移住した家族を描いたヒューマンストーリー。

非常にゆったりと進む本作だが、全てのシーンに惹きつけられるリアルさと深みを感じる。

なんと言っても息子とおばあちゃんの関係性とその繊維
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ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

■2回目(2023/11/22)
北野武監督作品前半の集大成とも言える一作なだけあって、北野武・ビートたけしワールド出まくりな作品。

突然の沖縄での休息に人としてあるべきものや理想を感じる。

最後
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ゴメンナサイ(2011年製作の映画)

3.0

鈴木愛理目当てで鑑賞。

Buono!の3人が主演の携帯小説原作のホラー作品。

定番の愛理の滑舌は置いといて、思ったよりも引き込まれる内容で楽しめたし、夏焼雅の目力は大袈裟ながらもかなり怖かった。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

エドガー・ライト監督、アニャ・テイラー=ジョイ出演のサスペンスホラー。

現代と1960年代のイギリスを行き来するのだが、その入れ替わり具合がとても綺麗で斬新、且つミステリアスでとにかく世界観に引き込
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

キューブリック監督のハリウッドデビュー作。

代表作と比べるとかなり分かりやすくて痛快な作品になっていたので驚き。

少し登場人物が覚えづらい点があったが、段々と主人公達の目的が分かっていく様子が面白
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

5.0

過去シリーズの全キャラクターが集まる最終章。

ヒーロー、超人、超能力と言った概念を、このような形で掘り下げて描くのは、類似作も無く、かなり新鮮だった。

超人3人と彼らにとってのキーパーソンとなるキ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

韓国で大ヒットしたアクションコメディ作品。

うだつの上がらない麻薬捜査班のチームが、潜入捜査の過程でチキン屋を経営して大成功してしまうと言う話だが、予告通り楽しめたし、人間ドラマも盛り込まれていてか
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.0

あの「メリー・ポピンズ」の続編。

今回のメリー・ポピンズはジュリー・アンドリュースに代わって、エミリー・ブラントが演じた訳だが、思いの外ハマっていたし、怖さや厳しさの描写が増えたのは、より原作に寄せ
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スプリット(2017年製作の映画)

5.0

女子高生3人がジェームズ・マカヴォイ演じる23人の人格を持つ男に誘拐されるサスペンス。

かなりホラーテイストで身体の芯から怖くなってくる内容、且つジェームズ・マカヴォイやアニャ、その他役者の芝居が迫
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Gメン(2023年製作の映画)

3.0

岸くん主演の学園コメディもの。

予告からしていかにもはちゃめちゃで笑って楽しめる内容だが、思っていたよりはしっかりとストーリーがあった。

特に楽しめたのは吉岡里帆演じる担任が初登場したところと、慎
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

5.0

M・ナイト・シャマラン監督によるアメコミ・ヒーローもの。

数々のヒーローものか映画化され、ヒーロー誕生秘話が前半に描かれるのだが、本作はそのヒーロー誕生のみを描いているので、なんだかとても新鮮でワク
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

タイトルの通り、霧が主役のパニック映画。

霧に包まれた異様な世界観から、思わぬ敵の姿、人間ならではの争いと憎しみ合い、行き過ぎた宗教、魔女狩り、とかなりてんこ盛りで楽しかった。

個人的に気になった
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続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.0

「兵隊やくざ」シリーズ第二弾。

前作のラストで脱獄した大宮と有田。

本作ではどのような展開になるのか気になったが、まさかの列車事故により軍隊に出戻り。

そこからは前作と同様、有田の男っぷりと大宮
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薄桜記(1959年製作の映画)

5.0

カツライス主演による忠臣蔵と丹下左膳を混ぜたような時代劇。

流派の異なるふたりが出会うところから始まるのだが、とにかく勝新と雷蔵の華が凄い。

カツライスのふたりの立ち振る舞いを観るだけで満足なのだ
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.0

「兵隊やくざ」シリーズ第一弾。

タイトルからしてどんな話?と前から思っていたが、想像以上に面白くてハマった。

勝新ならではの強さと存在感は勿論だが、田村高廣が特に良い。

一見合理的で消極的なだけ
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サクリファイス(1986年製作の映画)

5.0

タルコフスキー監督の遺作。

他のタルコフスキー作品に比べるとわりかし分かりやすい。

タイトルの通り、犠牲を描いた作品なのだが、タルコフスキーならではの表現ゆえ、同監督の作品を観てきていないと分かり
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BROTHER(2000年製作の映画)

5.0

■2回目(2024/1/3)
北野武監督第9作。

この当時の集大成的な作品でもあり、一種挑戦では無く妥当な内容に落とし込んだようにも思う。

しかし「兄貴」と言うキーワード、テーマを見事に使った脚本
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.0

ディズニーアニメもしても有名な「ターザン」の実写版にして、その後を描いた作品。

「ターザン」の世界観を見事に実写化はしているのだが、いまいちどこに焦点が当てられているのか分かりづらく、終始感情移入が
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眠狂四郎 悪女狩り(1969年製作の映画)

4.0

雷蔵による「眠狂四郎」第十二弾にして最後の作品。

タイトルの通り、本作も悪い女が現れ、例の如く狂四郎が成敗するのだが、雷蔵の体調の影響もあってか、異様な雰囲気を醸し出す一作になっていた。

基本的に
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曇天に笑う(2018年製作の映画)

4.0

世界を滅ぼすオロチの復活を巡る時代劇。

どんな時でも笑顔が耐えない主人公の曇天火を演じた福士蒼汰のニンがハマっていて良かった。

そこまで期待はしていなかったのだが、個人的にかなり好きな世界観とスト
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

4.0

スティーヴン・キング原作のホラー作品。

結構引き合いに出されるネタなので鑑賞したが、思ってたいた内容と違くて驚いたし、想像以上にグロくて面食らった。

ジェイソン・クラーク演じるお父さんの後半の行動
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忍ジャニ参上!未来への戦い(2014年製作の映画)

3.0

WEST、関ジュ、ストが出演している時代劇。

ジャニーズ出演作らしいコミカルで軽快、且つアクションがあって観やすかった。

個人的にはしげと神山くんの役が好き。

あときょもの親子共演はかなり嬉しか
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

溝口健二監督の最も有名な代表作にして、いつもの作品とは毛色が違う一作。

戦国時代に生きる二組の夫婦を中心に描いているのだが、何と言っても絵の美しさが際立つ。

小船に乗っている場面や、京マチ子演じる
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