ユナマリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけど HAPPY(2002年製作の映画)

3.0

嵐主演のジャニーズ映画らしい青春ムービー。

メンバー5人それぞれが個性のキャラを演じていたし、最後の展開はなかなかスッキリした。

無宿 やどなし(1974年製作の映画)

3.0

勝新、高倉健、梶芽衣子と3大スター主演によるロードムービー。

アラン・ドロンの「冒険者たち」をモチーフにしているようだが、やはりヌーヴェルヴァーグ的な何とも言い難い倦怠感の流れの中で、三者三様の生き
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

5.0

北野武監督の第8作目。

おばあちゃんと一緒に暮らすひとりの少年と、ヤクザ上がりと思われる横暴な男によるロードムービー。

とにかく前半はビートたけし演じる菊次郎の横暴さとガサツさに笑ってしまう。
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座頭市地獄旅(1965年製作の映画)

5.0

「座頭市」シリーズ第十二作。

「座頭市血笑旅」以来の三隅研次監督と言う事で期待大だったが、やはり三隅研次監督の「座頭市」は最高だった。

例の如くクローズアップによるメリハリと緊張感が格好良いし、お
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HANA-BI(1997年製作の映画)

5.0

北野武の監督第七作。

絶妙なチームワークと仕事に人生を掛ける男が、ひとつの事件をきっかけに変わるヒューマンストーリー。

これまでの北野武映画の集大成と言っても過言では無いくらい全てが詰まった作品と
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

北野武監督作品第6作。

いつもふたりで一緒にいたふたりの高校生がボクシング、やくざとそれぞれの道に進む話。

どうにもうまく行かない様子や、少しずつ前に進んで行く様子が大げさな台詞無しで伝わってくる
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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

4.0

北野武監督作品第5弾(厳密にはビートたけし監督第1作)。

ビートたけしが監督した通り、正に悪ふざけの延長戦的な作品で好きな人は笑えるし、苦手な人はとことん苦手と思われる。

個人的には飛行機のところ
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座頭市逆手斬り(1965年製作の映画)

4.0

「座頭市」シリーズ第十一作。

前作「二段斬り」と同様そこまで斬新さや奇抜さ、脚本の面白さ等は無いのだが、案外好き。

いつか現れると思っていた偽座頭市が登場。

しかしそんな偽物はどこか憎めない愛嬌
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(2023年製作の映画)

5.0

あまりにも早く観たくて公開初日に鑑賞。

北野武の監督19作目、6年振りの新作、「座頭市」以来の時代劇。

北野武独自の解釈で描いた「本能寺の変」と言う事でBL要素や各登場人物の人物像、思わぬ展開満載
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

5.0

北野武監督作品第3弾。

耳が聞こえないカップルふたり。

真木蔵人演じる彼氏役がひたすらサーフィンに挑戦する実験的な作品だがとにかく良い。

久石譲の素晴らしいサウンドトラックをバックに自然に過ごす
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座頭市二段斬り(1965年製作の映画)

3.0

「座頭市」シリーズ第十作。

過去九作全て斬新さとクオリティの高さ、そしてエンターテイメントとしての面白さが詰まっていたが、本作は良くも悪くも無難な内容。

ただ見所としては、三木のり平演じる伝六の明
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.0

北野武監督の第二作目にして実質的な監督デビュー作品。

前半はたけし軍団の紹介をしながらダラダラと野球の場面を描いているのだが、舞台を沖縄に変えてからは一気にヒートアップ。

まさかのヤクザとの抗争に
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獄門島(1977年製作の映画)

3.0

市川崑・石坂浩二コンビによる「金田一耕助」シリーズ第三弾。

「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」と比べると安定はしているものの、マンネリ感もあったし、より一層登場人物同士の関係が分かりづらかったりして、
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.0

市川崑・石坂浩二コンビによる「金田一耕助」シリーズ第二弾。

最高傑作と言われる本作だが、全ての場面が退屈に感じない素晴らしい作り込み。

市川崑ならではのアップテンポな展開、タイトルの通りおどろおど
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座頭市関所破り(1964年製作の映画)

4.0

「座頭市」シリーズ第九作。

本作から豪華ゲストとの決戦が見所になるのだが、その記念すべき一作目は「三匹の侍」で一躍スターとなった平幹二朗。

民百姓からお金を巻き上げる貸元と悪代官を倒すと言う王道ス
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座頭市血笑旅(1964年製作の映画)

5.0

「座頭市」シリーズ第八作。

三隅研次が第一作以来監督を務めた「座頭市」シリーズ最高の名作とも言われた作品。

旅の途中で自身の身代わりになって死なせてしまった女性の赤子の面倒を見るところから始まるの
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座頭市あばれ凧(1964年製作の映画)

5.0

「座頭市」シリーズ第七作。

やくざ同士の対立に市が絡む話だが、何と言っても本作の特徴は攻めの市。

基本的には向かってくる相手に対して、居合い抜きで戦うのだが、本作は攻める。

しかもホラーテイスト
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座頭市千両首(1964年製作の映画)

5.0

「座頭市」シリーズ第六作。

タイトルの通り、千両の行方を各自が探す話で意外とごちゃごちゃしている印象。

とりあえず何と言っても頭に残っているのが冒頭の黒いバックの中で殺陣をする座頭市。

そして「
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

北野武の記念すべき監督デビュー作。

タイトルの通り、北野武演じる主人公の刑事は暴力が耐えない。

犯人を追い込む時、刑事とのやり取り、妹の彼氏との会話時等、とにかく暴力が多いのだが、そんな彼の捜査線
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座頭市喧嘩旅(1963年製作の映画)

4.0

「座頭市」シリーズ第五作。

いきなり殺陣から始まる本作だが、タイトルの通り、今までの作品より殺陣が多い印象。

そして1番の特徴としては藤村志保演じるお美津と藤原礼子演じるお久のコントラスト。

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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

5.0

「消えた初恋」のみっちーと福本莉子主演の恋愛もの。

主演ふたりと古川琴音以外はほぼ登場しない構成、1日しか記憶が持たない辛さを丁寧に描いている点、そんな中にも明るさと愛を通じた一生懸命さにとても惹か
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座頭市兇状旅(1963年製作の映画)

5.0

「座頭市」シリーズ第四作。

本作を持って第一作「座頭市物語」から繋がる話は一旦終了。

何よりも驚いたのが第一作で勝新との二枚看板を務めた万里昌代演じるおたねが登場するところ。

かつて市に救われ、
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新・座頭市物語(1963年製作の映画)

5.0

「座頭市」シリーズ第三作にして初のカラー作品。

ロウソク四本斬りや市の師匠登場等、もちろん見所は沢山あるのだが、何と言っても市の純愛が見所。

思わぬ姿を観れたのには結構驚いた。

そして坪内ミキ子
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.0

独特な考え方を持った若き映画監督の映画製作や生き方、家族を描いたヒューマンもの。

内容自体もひとつひとつ心に響くものがあるし、キャストの芝居が素晴らしい。

一度目の鑑賞と言うよりは、次鑑賞した時に
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野良猫ロック 暴走集団’71(1971年製作の映画)

5.0

「野良猫ロック」シリーズ第五弾にして最終作。

前作に続き、しっかりとしたストーリーがある本作。

分かりやすい内容で惹きつけられるのもそうだが、やっぱり原田芳雄が最高。

大人に対して平然と立ち向か
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野良猫ロック マシン・アニマル(1970年製作の映画)

4.0

「野良猫ロック」シリーズ第四弾。

本作からストーリー性が強くなったり、梶芽衣子演じる登場人物にカリスマ性が見受けられたりと変化を感じる。

ハット姿の梶芽衣子がとにかく格好良かった。

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.0

前作に続き、岩手県のとある村でひとり生活をする女性の話。

ストーリー的な部分では前作と大きな違いは無いものの、やはり四季をうまく感じさせる演出が素晴らしい。

坂東三津五郎が著書で日本人は四季を楽し
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.0

スコセッシ監督、デニーロ、ディカプリオ出演の実話。

1920年代に石油を掘り立てた事によって大金持ちとなったネイティブアメリカンのオセージ族が結果白人に利用されていたと言うアメリカの黒歴史を描いた一
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来る(2018年製作の映画)

4.0

タイトルの通り、「何かが来る」ホラー作品。

とにかく前半は妻夫木聡演じる夫役に笑ってしまうくらいイライラする。

但し、そんな展開の中に奇妙な描写が挟まれていて、怖さと言うよりは次が気になるサスペン
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.0

伊坂幸太郎原作の少し変わった人間模様を描いた作品。

濱田岳と木村文乃のコンビが絶妙に面白かったし、大森南朋の存在感、若くしたやはり芝居が上手い松岡茉優等、キャストの魅力が全開だった印象。

数々の伏
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失われた週末(1945年製作の映画)

4.0

ビリー・ワイルダー監督によるアルコール中毒症の男を描いた作品。

主人公のアル中男が四苦八苦する姿を終始描いているのだが、やはり面白い。

しかもまるでホラー映画のように腹の底からゾワゾワする怖さが凄
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野良猫ロック セックス・ハンター(1970年製作の映画)

4.0

「野良猫ロック」シリーズ第三弾。

前2作以上に悪ノリ感が強くなっているのが特徴的。

そして相変わらずロックがしっかりと入っているところが妙に格好良く感じる。

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.0

自然の中でひたすら料理をするところ等の生活を描いた作品。

とにかく音や映像がとても美しい。

逆を言えばそれ以上でも以下でも無い作品故、好き嫌いは分かれる気がする。

しかし橋本愛の声と料理の音が妙
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はじまりのみち(2013年製作の映画)

4.0

あの木下恵介監督の戦時中を描いた作品。

「陸軍」のくだりから始まり、自身の母親を送る場面へと繋がり、あのラストを迎えるところが流れとしてとても美しかった。

どのキャストも良かったが、やはり田中裕子
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アラグレ(2012年製作の映画)

3.0

半グレ集団やヤクザの抗争を軽いタッチで観やすく描いた作品。

例の如く鈴木伸之が人を殴る役だが、やっぱりこの手の役がハマっている。

ストーリー自体もシンプルで観やすい。

あとEDの映像と音楽がかな
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絶叫学級(2013年製作の映画)

4.0

当時若手だった女優がキャストの中心だが、今やかなり豪華なキャスティングによるホラー作品。

内容自体はよくある感じではあるのだが、結構観やすいし、続きが気になっていく展開だった。

川口春奈、広瀬アリ
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