viviさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

同じ師匠の下で修行を積んだ二人のマジシャン。ある事件のせいで激しく対立することに…。

男のドロッドロ復讐劇。
あの手この手と策を弄してトップを争う二人から目が離せません。

「目には目を」
…気持ち
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アジョシ(2010年製作の映画)

4.0

韓国版レオンと言われているこの作品。
私はこちらの方が好み。

長めに伸ばした髪からのぞく、時には鋭く時には優しげな目がとても魅力的なウォンビン。
血生臭いシーンは多いけれど、彼のキレッキレのアクショ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

遠い親戚の少女の世話を押し付けられるトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)。
文句を言いながらも放っておくことができないのは、彼女(彼?)の優しさなんでしょうね。

親から虐待され劣悪な環境で育ったせいで
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

娘と共にハワイへ行くために乗った飛行機の中で、乗客たちが次々に原因不明で死亡してしまい、パニックに陥る残された人々。

人間のエゴがむき出しになるのは、やはりこういう極限状態におかれた時ですね。
コン
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.0

幼い頃、人気子役だった妹ジェーン(ベティ・デイヴィス)と、成長して人気女優となった後、事故のせいで車椅子生活を余儀なくされる姉ブランチ(ジョーン・クロフォード)。

これは怖かったです!
冒頭からラス
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ソウォン 願い(2013年製作の映画)

4.0

常に相手のことを気遣う心優しいソウォン。そんな彼女の優しさにつけ込んで酷く傷つけた犯人は、鬼畜にも劣る卑劣極まりない奴!
そんな事件の直後でさえ、父母は忙しいからと気遣い、まず警察に通報するような彼女
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.0

世界中を飛び回っている自由人のカメラマンで、会話は面白くておまけに外見も良し❣️…なロバート(クリント・イーストウッド)のような男性が、田舎で穏やかながら退屈な暮らしにちょっと飽きてる主婦(メリル・ス>>続きを読む

笛を吹く男(2015年製作の映画)

4.0

ハーメルンの笛吹き男がベースのホラー。地図にも載ってない小さな村って…。
いかにも何かが起こりそうな雰囲気。

主人公(リュ・スンリョン)もちょっと調子に乗り過ぎだと思うな。ああいう排他的な小さな集落
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.5

ソマリアの内戦に巻き込まれて大使館を追われ、助けを求めてきた相手は、天敵とも言えるような関係の北朝鮮の人たち。
もちろんお互い信用なんてできない。

極限状態の中では、たとえ敵対していた相手とでも手を
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.0

男性にとってヒヨッコ(臆病者)と呼ばれるのは、何より不名誉で恥ずべきこと(青少年の頃は特に)なのはよくわかります。

チキンレースなんて下らないって、ある程度の年齢になれば言えるものの、下らないことに
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.5

ひたすらブラピの魅力を堪能する作品。
ブラピの出演作の中で1番好き。
冒頭の、サラッと嫌味のないナンパのシーンも、ブラピだからこそ。大抵の女性は一気に恋に落ちるんじゃないかな?お互い何度も振り返りつつ
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レインマン(1988年製作の映画)

4.5

自閉症(サヴァン症候群)のせいで物事にこだわりが強く、決まり事を変えるのを頑として嫌がるレイモンド(ダスティン・ホフマン)と、なんだかんだと文句を言いながらもレイモンドに気を遣いながら行動するチャーリ>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.5

苦労してようやく手に入れたマンションに会社の同僚たちを招き、引越しパーティーをするドンウォン(キム・ソンギュン)と、何やら胡散臭い雰囲気のマンス(チャ・スンウォン)のやり取りは、コミカルで笑いを誘いま>>続きを読む

ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

4.5

「ぼけますから、よろしくお願いします」とこの作品、両方観ての感想です。

観ている間、離れて独りで暮らす母を思い出して何度涙したことか…。
子どもに迷惑をかけたくない一心で、なんでも自分でやろうとする
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.0

家族と穏やかで幸せに暮らしていた主人公が、突然何もかも奪われて奴隷にされる。あまりに非人道的で残虐な映像の数々に言葉を失います。

どんなに理不尽な扱いをされても、口答えなんてとんでもない。だって彼ら
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

腕がハサミの人造人間のエドワード(ジョニー・デップ)は、その風貌とは裏腹に純粋で心優しい男性。

知り合ったペグの家で暮らすことになり、最初はどうなることかと思ったけれど、近隣の人々ともすぐに馴染んで
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

相手の表情や仕草からその思いを読み取ることができる、賢くて心優しいルーシー(ダコタ・ファニング)の、サム(ショーン・ペン)への気の遣い方が微笑ましい。

サムとルーシーだけでなく、リタやアニーやサムの
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10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

4.0

世界に一つしかないダイヤモンドを盗むために集まった10人の泥棒たち。

チョン・ジヒョン目当てで観ました。
キャストが豪華!
主役級の俳優さん、女優さん達が勢ぞろい。

登場人物が多過ぎるから、誰が誰
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.5

脱獄もの、大好物なんです。
ハラハラドキドキのスリルがもうたまりません。しかもこれ、実話ベースって!

以前、スティーヴ・マックィーン主演のオリジナル版は観たんですが、再度観ようと思ったところ、利用し
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

刑務所での強制労働を免れるために、病気のフリをして精神病院にやって来たマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)。ムードメーカーの彼は、次々と面白いことを考え出しては周りの人達を巻き込んでいきます。
この作
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.0

初っ端から不穏な空気を醸し出していて…。
超一流の詐欺師って、ほめ言葉?

どうしても前作と比べてしまうんだけれど、期待を裏切らない不気味さは健在でした。むしろ前作よりさらに磨きがかかってたかも。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

家族から見捨てられ、周りの人達からは「湿地の娘」と疎まれ、蔑まれながら、孤独な生活を送るカイア。
一人の男性の変死体が見つかり、容疑者にされてしまい…。

孤独な彼女は、心ない人々による退屈しのぎの根
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

インテリの天才黒人ピアニスト、ドク(マハーシャラ・アリ)と、運転手として雇われたトニー(ヴィゴ・モーテンセン)。性格も環境も全く異なる二人のロードムービー。

一見ガサツそうに見えるけれど、実は繊細で
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

捕虜としてシベリアの強制収容所で過酷な生活を強いられながらも希望を失わずに、帰国できると信じて重労働等に耐える主人公達。

久しぶりに、映画を観て大泣きしました。
そして、思ったより悲惨なシーンが多い
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エデンの東(1954年製作の映画)

4.5

兄ばかりを愛する父親から自分も愛されたいと願い、父親を喜ばせようと手を尽くすキャル(ジェームズ・ディーン)。

キャルって母性本能をくすぐるタイプですね。背を丸めて、いつもうつむき加減で上目使いの彼は
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

この作品で一番印象的だったのは、サルーの幼少期を演じた、つぶらな大きな瞳が愛くるしいサニー・パワールくん!
子役とは思えない自然な演技とあまりの可愛らしさに心奪われました。

実話ベースということで、
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

ある事情のせいで、村を出ることもできず八方塞がりの中で、閉塞感に押しつぶされそうになりながらゴミ処理施設で働く優(横浜流星)。

横浜流星くん目当てで観てみました。彼には影のあるこういう役がぴったり。
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私のオオカミ少年(2012年製作の映画)

5.0

ソン・ジュンギは「太陽の末裔」で初めて見た時はあまり印象には残らず、「顔がちっちゃくてベビーフェイスの俳優さん」ぐらいしか記憶になかったんだけれど、「ヴィンチェンツォ」を観た時のクールな演技に惹かれて>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

5.0

頑固で口の悪い、目の不自由な退役軍人フランク(アル・パチーノ)と、名門校に通う苦学生チャーリーとの交流を描いたお話。

その歯に衣着せぬ物言いが、ひとつ間違えば老害と後ろ指さされそうなフランクを演じる
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

列車の中で偶然出会い、意気投合して途中下車し、ウィーンの街を歩き回るセリーヌ(ジュリー・デルピー)とジェシー(イーサン・ホーク)。

最初はお互いに遠慮もあって会話もぎこちないのだけれど、徐々に惹かれ
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弁護人(2013年製作の映画)

4.5

シリアスな社会派作品でソン・ガンホ主演といったら、これはもう観ないわけにはいかない!

高卒で苦労して弁護士になり、「金の亡者」と陰口を叩かれながらもそこそこ軌道に乗ってきた頃、弁護することになったあ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

江戸時代初期の隠れキリシタンに関するお話。

観ている途中で何度も辞めようかと迷いつつも、先が気になるし怖いもの見たさもあり、とうとう最後まで観てしまった。
とにかく痛くて苦しい拷問シーンがこれでもか
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

韓国の光州事件の取材を継続したいドイツ人記者と、家に1人残してきた娘が心配で、帰りたくてたまらない父(ソン・ガンホ)の、それぞれの葛藤。

ソン・ガンホって、イケメンというわけじゃないけれど存在感が半
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

4.5

願いを叶えてくれる10粒の薬を手に入れた主人公が、過去に戻って、死別した昔の恋人を助けようとするお話。

過去・現在・未来を行ったり来たり行ったり来たり…のタイムリープものって、ぼんやり見ているとアタ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

半地下の住宅で生活するキム(ソン・ガンホ)一家は、貧困にあえぎながらもそのずる賢さでここぞという時に上手く立ち回り、富裕層一家の中に難なく入り込む。

それにしても高台の豪邸の奥様は、あまりにも世間知
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.5

これ、涙なしでは観られないお話です。

ドラマ「トンイ」で初めて見てファンになったハン・ヒョジュの出演作ということで観てみました。
清楚で可憐で、どこか小動物を思わせるような可愛らしい雰囲気の彼女は、
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