遠い親戚の少女の世話を押し付けられるトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)。
文句を言いながらも放っておくことができないのは、彼女(彼？)の優しさなんでしょうね。
親から虐待され劣悪な環境で育ったせいで、ちょっと捻くれちゃって素直になれない一果(服部樹咲)。
それでも、才能がある一果になんとかバレエを続けさせようと、色々と奮闘する凪沙の行動は、涙なしでは見られなくて…。
LGBTの人の辛さや哀しさを表現する草彅剛さんの素晴らしい演技と、服部樹咲さんのとても美しいバレエシーンに見入ってしまいました。
全編を通して重くて観ているのが辛いのに、どこかあったかい気持ちにもなる…そんなお話でした。
