YUKiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

YUKi

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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.0

是枝監督が仕掛ける韓国映画、
ストーリーの主軸が人身売買ということで
その現代社会における、
「万引き家族」からのさらに濃厚で
重みがのしかかる世界観を想定していました。

是枝作品でしか漂わせられな
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

トム・クルーズからの最高のギフト。
観たいものをみせてくれるプロ、
さすが“俺たちのトム・クルーズ”!

前作に思い入れがなくても
この王道ストーリーには
いとも簡単に感情移入してしまい、
コクピット
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.6

いろいろ突っ込みどころはあれど
ストーリーをぐいぐいリードする
岡田健史の上手さには拍手。

阿部サダヲ演じるシリアルキラーと聞けば
やっと開封されたのか(なんで今まで演じなかったのか)!
と沸き立っ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.0

キャストに惹かれないわけにはいかず、
序盤のバットマンの
振り切ったキャラ描写から
すごく期待しました。

やりたい放題やってるやん‥
画面ごと暗いから更にゴッサムみ増してて
ロバート・パティンソンの
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.2

70年代から約30年間に渡る
親族経営のエグみを彫り込んだ、
グッチ一族の複雑極まりない軌跡。

史実を元にしていながら、
主演人物のキャラ立ちが
それぞれに素晴らしく、華やかなモード界の
コレクショ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

後半泣きっぱなしの集大成作品。

ひとことで言うなら、
最っっっ高!!!泣泣泣。でした。

スーパーヒーローというものに伴う代償として、付加する苦悩に自ら苦しむ、
ヒーローとはどう有るべきなのか。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

-

ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界観に
ティモシー・シャラメ‥
どのキャスティングにもワクワクして
待ちわびた作品。

遠い未来の砂漠の惑星を舞台とした
クラシカルなSF描写、ガジェット、
虫モチーフのスペ
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メインストリーム(2021年製作の映画)

2.8

SNS界に一石投じる、
SNSが生み出した〇〇、
サイコパス、ジョーカー、仮想現実家‥を
基軸にして、行きすぎた世界観を炙り出す、
というようなキャッチコピー。

ちょっと酷すぎたし、煽りすぎだなあと
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

とにかく一言‥
15年間ありがとうMr.ダニエル・クレイグ!
お疲れ様でした(泣)!!

あなたのお陰で007シリーズがアップデートし
スタイリッシュな世界観、映像美にも
釘付けになりました。

これ
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空白(2021年製作の映画)

3.8

正義とは、罪とは、善悪とは。
ならば偽善とは。

最近のスーパーヒーロー映画ですら
模索している大きな価値基準を
丁寧にすくい上げる、そんな作品でした。

モンスター古田新太爆誕!
‥かと思っていたけ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

賛否両論作品だと思っていたLEVEL2、
キャスティングが変わっての続編は
やはり太い主要キャラクター不在のままか‥
と思っていたら、出てきたじゃないですか。

早々に、前のめりに出てきたじゃないです
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

期待できる続編を作れるなら、
この人しかいない!
と思って期待してたら、
簡単にそんなもの超えてくる。

それがジェームズ・ガン監督。

さすがMARVELとDC両方抱いた男。

前作をいったん壊すの
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.9

スクリーン初のフェイズ4は
この作品から。

時系列としては
「シヴィル・ウォー/キャプテン・アメリカ 」後。
ナターシャ・ロマノフの
“落とし前、つけさせてもらいます”作品。

MCUはドラマ製作陣
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.6

ラストシーンで納得作品。
さすがに高まりました。

ただ、上手いなかの巧い役者を
勢揃いさせ、叫ばせ、暴れさせ‥
その手法を取ると、そりゃあ
エモいエモすぎるシーンが
まあ嵩高に撮れますわな‥。

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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

ああみんな
ちょっとずつズレてて、
ちょっとずつ不器用で
あーーーここがこうなれば
もっと楽なのに‥。

とか思うんですが、
人生の細かいところに
いろいろフォーカスしてみると
自分も類に漏れずそうい
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

〝あなたは、誰ですか。”に込めた
サスペンスに寄せた訳でもない、
子どもが欲しい夫婦と
養子縁組施設と、そして
たしかに存在したある少女の人生の物語。

時系列の巧い構成で
登場人物それぞれの環境や心
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

2.8

時代とともに〝極道〟の
位置付けは移り行きますよね。

令和のこの時代、あ!あのひとやくざ‼︎
‥なかなかお目にかかることもできないレベル。

その任侠世界の描写を
3つのフェーズを以て
隔てたのはい
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.0

スクールカーストは真ん中よりちょっと下。
ぐらいかな?な自覚しかない(たぶん)、
自己主張弱めの主人公、ヴィヴィアン。

学生生活に根付く女性蔑視、
人種差別に声を上げ、模索中の
アイデンティティの確
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

13年間の刑期を終えて
出所した主人公・三上。

長い収容期を経てもなお短気な性格を
コントロールできず。
義理人情には溢れかえり‥
要するに元ヤクザなんですが、
そんな彼が社会に順応できるのか。
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.8

ほんとびっくりするくらい
秀逸作だった。絶句。

劇場で観逃した後悔あとを絶たず、
でも観られてよかった案件ですよ。

ある程度のストーリーは
あらすじレベルで認知していましたが、
主人公の寧子が〝鬱
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.7

ひさびさのノーラン作品は
とにかく難解だと聞いて身構えていたのですが、
すべてが美しい法則に基づいて
構築されているので
思っていたよりわかりやすい。

そして、すべての仕掛けを知ったうえで
もう1回
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

あふれんばかりに瑞々しく
純粋な感情が交錯する、
美しい物語だった。

長らく愛されている
純文学ベースの作品を観たのは
本当に久しぶり。

やっぱりシアーシャ・ローナンと
ティモシー・シャラメがお
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ポップスター(2018年製作の映画)

2.3

ナタリー・ポートマンの演技力、
その安定感安心感熟練感ゆえ
終盤に至るまでの映像は
“再現VTR”にしか見えないという‥。

「ブラック・スワン」的要素を求めるとしたら、
たぶん肩透かし‥‥。です。
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

5.0

監督はジム・ジャームッシュ、
しかもテーマはゾンビ。

主演にアダム・ドライバー、
しかもメガネ・ドライバー。
警官の制服に車は「スマート」。
安定のビル・マーレイとバディらしい。

ひさひざのクロエ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.7

3月にこれを観たのを最後に、
映画館で映画に浸ることができなくなるなんて。

そんな想いが強まってきたので
思い出して書き起こす‥泣。

まず、ジョーカーに振られた
ハーレイちゃんの暴走劇という展開で
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.3

結局、いつも鑑賞後に思うことは
ドラン作品、好きだなあということ。

やっぱり生きにくい“自分”や、
上手くいかない人間関係を
徹底して掘り下げて、
更に苦悩する、みたいな人間像を
嫌いになれないみた
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

鑑賞中、リアルに147分軟禁されてる身としては
がっつり体感系エンタメ作品でした。

シチュエーションがスウェーデンに移ってから、
許しを乞うかのように
笑っていいよ!ニュアンスを待ってましたが
さす
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

2.6

序盤のJ.Loには見惚れた。
とくにおしり。ギュンギュンに
鍛え上げられた肉体が美しく
眼福以外のなんでもない。

この作品は実話ベースだから
感想として筋が通らないかも知れませんが、
全体通して倫理
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

ポン・ジュノ監督の才能が
世界レベルの位置付けとして確立され、
しかもそれが完璧すぎて
否の打ちどころなし! のこの作品‥。

最近は、
オスカー獲得にそれほど意味を感じず
まだまだ差別的だったり、
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

サブタイトルは
カイロ・レンのわくわくストーカー日記★
でお願いしたい。

本当のラスト、と言われると
J・J・エイブラムスの
力技的な大団円に運んだ手腕は
さすが!と思うけど
物足りなさも残る。
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