とらさんの映画レビュー・感想・評価

とら

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

スコア4以上の作品はまた見たい作品です。
様々なテーマ・モチーフを扱いながらも、ストーリーとしては単純明快にまとめあげた本作。監督は間違いなく今後も傑作を世に生み出すであろうと、期待が膨らむ一作でした
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

スコア4以上はまた観たい作品です。
本作はまた観たい気持ちが強い一方で、一からまた観るのはこちらの精神が相当整ってないと厳しいという矛盾した気持ちを抱いているというのが正直なところです。とは言え、ため
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000年製作の映画)

4.2

スコア4以上の作品はまた観たい作品です。

劇場版クレヨンしんちゃんを考える際は、やはりオトナ帝国・戦国大合戦が特異点的に存在しており、2作以前・2作以後で捉えるのが良いと思います(より厳密には、「2
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

4.4

スコア4以上の作品はまた見たい作品です。
オトナ帝国→戦国大合戦と奇跡の名作2作品が続き、上がりきったハードルを、跳ぶのではなく潜り抜けたような傑作です。ちょうど監督が交代された作品でもありますが、前
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

スコア4以上の作品はまた見たい作品です。何よりもこの作品は80分程度というのが魅力です。ジャパニーズインディー映画は、カメ止めもそうですが、コメディ舞台的な仕掛けのある作品が、雰囲気と合わせて良いのか>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.2

北欧ならではの作品、なのですかね。途中の間延びした感覚は"敢えて"だと思うので許容できますが、やはり文化感覚が(少なくとも私とは)異なるように思えてしまいました。

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

4.0

スコア4以上の作品は、また見たい作品です。そしてこの作品は、なぜか見返したくなってしまうんです。歴代コナン映画との差はあまりないように感じるのですが、不思議な魅力があります。とぼけた阿笠博士の行動など>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

悪くはないのですが、良くもない、と言った感想です。やはりアメコミ的映画には、主人公の圧倒的強さが欲しくなります。綺麗にまとまった感じは良いのですが、飛び抜けてないように感じたんですよね。おそらく、SF>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

毎年、夏にはこの作品を見ることにしています。これほどまでに美しく、楽しく、寂しげに「日本の夏」を表した作品はないかと思います。圧倒的カタルシス体験の連続に、毎年新鮮に鑑賞しています。今年こそはお婆ちゃ>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.9

名作は歴史や文化を超えます。この作品は歴史的価値のみならず、現代でも通用するカタルシスを持っています。キリスト教的価値観を残しつつ、既存の枠組みを壊し、新たなゴスペルを再構築するこの作品は、音楽、役者>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.7

間違いなく大傑作であり、3時間という長さが気にならないほどに熱中できる作品です。連作ドラマを3時間に凝縮したような目眩く展開の数々に度肝を抜かれます。ストーリー自体はわかりやすいのですが、表層的にはハ>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

スコア4以上の作品はまた見たい作品です。映像、音楽、ストーリーの何をとっても名作だと思いますが、特筆すべきはストーリーです。個人的に、本作のストーリーはいわゆる「セカイ系」(新海誠の言の葉の庭時代のよ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

映画に何を求めるか、で評価が大きくブレるかと思います。敢えて雨の日に、部屋の中で、ぬるめのコーヒーを飲みながら観るのに最適な映画だと思いました。逆に、そういう状況に酔えない方ならイマイチかと。映像美は>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

結局、ジブリに求めることは大人も子どもも楽しめることだと思います。子どもにとっては、映像と世界観で楽しませ、大人にはさまざまな考察(やジブリ的・神話的コンテクストでの読解)で賛否両論を引き起こす。これ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

スコア4以上の作品はもう一度見たい作品としていますが、この作品は良いも悪いも一度で十分だと思うくらい、脳に刻み込まれました。美しい映像とグロテクスさのバランスが、まさにトリップ中の雰囲気を味合わせてく>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

スコア4を超える作品は、もう一度見たい作品です。そういう意味で、この作品は当時劇場で見た際、ポップコーンを食べ残すほどに世界観に飲み込まれました。確かに、脚本上の違和感はよくよく考えればあるのかもしれ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

中弛みはありつつも、どこかしら爽快感がある作品ですね。この作風であれば終盤までのバカ展開の連続の方が個人的には好みです。終わらせ方は仕方ないとはいえ、カタルシスのまま終わらせて欲しかった!

怪物(2023年製作の映画)

3.3

この時代にこの作品を作ることに意味があるんでしょうね。カタルシスがあるようでないモヤモヤした感じが続き、観る人を選ぶ(刺さる人には超刺さる)映画な気がします。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

ここ最近の劇場版コナンの中では、どこかしら黎明期の雰囲気も感じさせる世界観・脚本で、その中でも新規キャラクターを取り入れてるバランスが心地よかったです。とはいえ、直近作品は(仕方ないとはいえ)シリーズ>>続きを読む

名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

歴代コナン作品の中でも、アニメ的物理現象のトンデモ具合がトップレベルです。アニメ(または原作)をしっかり追ってる人にとっては面白いかと思いますが、個人的にはトリックが好みではなく、万人ウケするかと言わ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

よくぞ斬り込んだ、というのが正直な感想です。「君の名は。」、「天気の子」に続く災害三部作(?)の最終作にして、避けては通れない表現に挑んでいます。賛否両論、悲喜交々あるとは思いますが、アニメ映画として>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

青山剛昌マルチバースですね。アニメ的物理現象にツッコミを入れながら見つつも、仕掛けは歴代でも高難度。どこかしらゴールデンカムイを思い出しながらも楽しめました。