コリドラスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コリドラス

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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.5

これはいい映画でした感動した!

単なる難病ものかと思いきや前半は暴走気味の母親とドナーのために遺伝子操作で産まれてきた妹の法廷闘争というシリアスな展開、そして終盤のドンデン返しとほんとよく練られたス
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ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.9

入れ替わりものファミリーコメディ。

相手の立場に立って思いやることは大切ですよね〜
家族全員の身体が入れ替わって初めてそれぞれの長所や苦労に気付くというシーンが特に良かったです。

家族それぞれが普
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.4

マット・デイモン目当てで鑑賞。

記憶を失った凄腕の殺し屋が命を狙われている原因を究明するアクションものですがストーリーが今ひとつ分かりにくかった。

ゴア、ベルリン、モスクワを舞台にしたアクションシ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.8

ドラマガリレオのスピンオフ作品。

孤独な天才数学者を演じた堤真一の演技が良かった。

数学しか愛したことのない天才教師が人を愛した故にみせる苦悩と狂気が見応えありました。

愛は人を人間らしくもする
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

題名はマリッジストーリーだけど内容は離婚のお話し。

改めて夫婦って不思議な関係ですよね、赤の他人が恋愛して結婚して子供をもうけて、場合によっては肉親よりも長い年月を一緒に過ごす。

一方で血の繋がっ
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.8

何の予備知識もなく見ましたが思春期の揺れ動く友情と少女たちの自立が見事に描かれていて面白かった。

自信なさげな音楽の天才少女が想いを寄せる部活の人気者とのすれ違う友情を鳥籠の青い鳥の童話になぞらえて
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.8

フランス中西部のロシュフォールの美しい街並みを舞台にしたフレンチミュージカルの傑作🇫🇷

カトリーヌ・ドヌーヴ、ウェストサイド物語のジョージ・チャキリスに何とジーン・ケリーまで拝める何とも贅沢な作品で
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.9

どの街にも組織にも1人はいるような偏屈者にもそうなるに至ったドラマがあるんだよというお話。

根の優しさや善良さは理解するもののオーヴェのような偏屈爺さんがいたら近づきたくはないかな笑
理由はともあれ
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

5.0

断片的にしか観てなかった作品をようやくきちんと鑑賞しましたが、これは文句なしの名作!

とにかく7人の子供たちがそれぞれ個性豊かで可愛らしく、そしてお父さんである大佐が生き様含めてカッコ良い。

マリ
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

これは文句なく面白かった!

ドラマ見ていたからどこからが騙しなのか疑いながら見ていたけど、それでも予測のはるか上をいっていて種明かしは痛快だった。

竹内結子と三浦春馬が出演していたんですね、お二人
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.8

ミュージカル好きとしてはいつか観たかった作品ですがやはりこれは傑作でした!

サイレントからトーキーへの移行期のハリウッドを舞台にしたラブコメミュージカル。

主役3人組の関係がとにかく良かったな。
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.5

この一度見たら忘れないジャケットからいつか観てみたいと思っていた作品をようやく鑑賞。

徹底的な暴力シーンや性衝動がキューブリックの手にかかるとそれがクラシックをバックに美しい芸術作品のようになってし
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

実話なんですね。
腕利きスナイパーとして「伝説」という称号をもらった男と家族の苦悩を描いた物語。

一見戦争ヒーローもののようで実は反戦を訴える作品なのかなと思います。

いわゆる戦争エリートでも、無
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レオン(1994年製作の映画)

4.3

久しぶりの鑑賞。
何度観ても殺し屋と少女という通常では交わることがない2人による純愛物語は切なく儚い。

ゲイリーオールドマンの悪役っぷり、ナタリーポートマンの可憐さ、ジャンレノの朴訥さ、これだけのキ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

ノーランらしい難解タイムトラベルアクション。

単なるタイムトラベルものではなく動きが逆になる逆行の世界となったり、火が冷たく感じたり全ての事柄が逆になってしまうというところが斬新でした。

タイムト
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

映画館で観て以来久しぶりの鑑賞。

同性愛が命懸けだった1960年代。
ワイオミング州ブロークバックマウンテンの美しい情景をバックに愛し合う2人が切ない。

ヒースレジャーとジェイクギレンホールの2人
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.7

パルプフィクションのトラボルタを観たら無性に見たくなって鑑賞。

自分的には世界三大ダンス映画の一つにしてその中でも最高峰的作品。

トラボルタの有名なダンスポーズ、いまだにダンスの絵文字はこれですも
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

久しぶりの鑑賞ですが面白かった!

時系列バラバラのオムニバスが最後に繋がるところが画期的な作品でした。

低迷期にあったトラボルタの再ブレイクのきっかけとなり、ユマサーマンとサミュエルLジャクソンを
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.9

真の家族愛を教えてくれて優しい気持ちになれるハートフルな作品でした。

実話のようですが、自分は用心深くて臆病なので絶対に真似できないかな。
あそこまで他人を信じられるのがすごい!

保護本能だけは突
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.9

これは底抜けに明るくて楽しい映画だった!

しっかりした料理シーンが多いのでグルメ作品としてはもちろん、父と息子の絆には心温まり、ロードムービー的な要素もあっていろんな側面から楽しめる作品でした。
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.3

女性版ロードムービー且つ女性版明日に向かって撃てのような爽快感がありいい映画だった。

抑圧され性的に不快なことも我慢してきた女性が様々な経験を経て解き放たれていく様が心地良く、まさにウーマンリブを地
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

久しぶりの鑑賞でしたがやはり傑作。

自分的には世界三大後味の悪い映画の一つ。

旧約聖書の七つの大罪を犯した者に罰を与えていくという救世主気取りの犯人による連続殺人事件。
ベニスの商人など古典の知識
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

幼児期の虐待によるトラウマから非行に走った天才青年ウィルが精神分析医ショーンとの交流から人生において真に大切なものを悟るまでを描く。

最初は激しくぶつかり合いながらも、お互いに自分をさらけ出していく
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.7

今更ですが初鑑賞。
人類と異星人との遭遇を描いた性善説的SF映画の金字塔的作品。

この異星人はとても友好的です。
疑い深い私はいつ攻撃されるのかとドキドキしてしまいましたが、終始ジェントルマンな対応
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.3

京都を舞台にした青春ナンセンス活劇。

タイトルから焼肉の映画かと思ってましたが全く違いました笑

京都を舞台にした京大生の憧れの彼女ということでは「夜は短し歩けよ乙女」を思い出した。

こちらは鬼を
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.6

久しぶりに観たけど面白かった!
やはり名作は色褪せないですね。

この作品は連続殺人鬼とFBI訓練生という対象的な存在でありながら、不思議な信頼関係を築いて師弟のようになるクラリスとレクターの関係が見
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

シリーズ第3作。個人的にはシリーズでは一番好きかも。

どんでん返しの連続で、時間を行き来したりしての伏線回収など見どころ満載で何度見ても楽しめる作品。

ちょっぴり大人っぽくなったハリーたちもこの頃
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

本当に世の中を良くしてる人って、社会の片隅で真面目に働いてるこんな人なんだろうなと思わせる作品でした。

これほどに「一隅を照らす」という言葉がぴったり合う作品はそうそうない。

この主人公とにかくよ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

感想を一言で言い表すのが難しい。
人間とは何かを主題にダークで幻想的で独特な世界観が印象的な作品でした。

胎児の脳を移植された身体は大人な女性の成長物語なのですが、エリクソンの発達理論を綺麗にトレー
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生きる(1952年製作の映画)

4.0

題名のとおり生きることの意義を深く考えさせられる作品でした。

最近ではカズオイシグロの脚本で英国でリメイク版が制作。その他にも多くの作品に影響を与えた黒澤明の名作。

余命半年を宣告されたら自分なら
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.5

これは自分的には傑作でした!

ラスベガス郊外の砂漠にある寂れたカフェにふらりとやって来た太ったドイツ人女性がカフェの人たちとの交流を通じて荒んだカフェをオアシスに変えていくというお話。

はっきり言
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.9

気分的に落ち込むことがあって、ストレスなく楽しめる作品を探していたところで妻の推薦で鑑賞。

さすがの三谷幸喜作品でした。
コメディをベースに政界のゴタゴタを皮肉りつつ、家族愛、チーム愛ありであっとい
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.8

昔の自分に戻って人生やり直したいって誰もが一度は思いますよね。そんな願望を描いた作品です。

子供とは会話もなく妻からは離婚を切り出されている、冴えない中年が不思議な老人の力で輝いていた高校時代に戻っ
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.6

南極越冬隊という密室で起こる人間対エイリアンの戦い。

このエイリアン、生物に取り込んで同化してしまう。誰がエイリアンなのか分からない中でお互いに疑心暗鬼となっていく心理サスペンス的なところが見どころ
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

4.3

統合失調症という病に真正面から向き合った作品であるとももに良質な青春ドラマにも仕上がっている稀有な作品。

知り合いにこの病気の子がいたので我が事のように見入ってしまった。こんな辛い世界に生きていたの
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

シリーズ7作目。初の2部構成のpart 1。
ちゃんとストーリーに区切りも付いていて本作単独でも十分な出来栄えでした。
ユーモアありド派手アクションありでザ・ハリウッドって感じの楽しい作品でした。
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